税収減少による財政悪化の懸念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:46 UTC 版)
「軽減税率」の記事における「税収減少による財政悪化の懸念」の解説
2014年に日本の内閣府が示した中長期財政試算では、消費税の軽減税率導入に伴う代替財源が確保されていないことが影響し赤字額が増える見込みとなっている。消費税率10%への引き上げ時に導入する軽減税率では1兆円規模の減税となる見通しで、このうち6,000億円程度は財源のメドが立っていないため2020年度の赤字額が増える見込みとなり、軽減税率導入による財政悪化が懸念されている。 2019年2月5日、「軽減税率」導入で見込まれる歳入減をめぐり財務省がまとめた財源確保策の詳細が明らかになり、たばこ税の引き上げなどで年間計1兆810億円程度を確保できると試算したが、軽減税率による減収見込みは1兆890億円程度とされ、約80億円が不足する計算となった。新たな財政確保策は検討しない。
※この「税収減少による財政悪化の懸念」の解説は、「軽減税率」の解説の一部です。
「税収減少による財政悪化の懸念」を含む「軽減税率」の記事については、「軽減税率」の概要を参照ください。
- 税収減少による財政悪化の懸念のページへのリンク