硝酸ニッケル(II)とは? わかりやすく解説

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硝酸ニッケル(II)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 03:10 UTC 版)

硝酸ニッケル(II)(しょうさんニッケル、nickel nitrateニッケル硝酸塩で、化学式Ni(NO3)2で表される無機化合物。水に易溶で、水溶液は緑色となる。通常、硝酸ニッケルといえば硝酸ニッケル(II)の水和物を指す。硝酸ニッケル(II)の六水和物の化学式の表示にはNi(NO3)2.6H2O と[Ni(H2O)6](NO3)2の二通りあり、後者はニッケル分子が水分子に囲まれアクア錯体を形成し、直接硝酸イオンに結合していないことを示す。他のニッケル(II)誘導体の水配位子交換に有用な前駆物質である。


  1. ^ D.D. Wagman, W.H. Evans, V.B. Parker, R.H. Schumm, I. Halow, S.M. Bailey, K.L. Churney, R.I. Nuttal, K.L. Churney and R.I. Nuttal, The NBS tables of chemical thermodynamics properties, J. Phys. Chem. Ref. Data 11 Suppl. 2 (1982).
  2. ^ 日本化学会編 『新実験化学講座 無機化合物の合成II』 丸善、1977年
  3. ^ 『化学大辞典』 共立出版、1993年
  4. ^ 田川 博章 (1987). “硝酸塩の熱分解”. 横浜国立大学環境科学研究センター紀要 14: 41. 
  5. ^ 製品評価技術基盤機構[リンク切れ]
  6. ^ 化学物質等安全データシート(昭和化学株式会社) (PDF)


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