配位子とは? わかりやすく解説

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はいい‐し〔ハイヰ‐〕【配位子】

読み方:はいいし

錯体あるいは錯化合物の中で、中心原子結合しているイオンあるいは分子など。リガンド


配位子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 05:09 UTC 版)

配位子(はいいし、リガンド: ligand)とは、金属に配位する化合物をいう。




「配位子」の続きの解説一覧

配位子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/27 09:38 UTC 版)

フェロセン」の記事における「配位子」の解説

キラルなフェロセニルホスフィン類は遷移金属触媒する反応配位子として用いられることがある医薬品農薬合成にも用いられている。1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン (dppf) は2つホスフィン部位持っており,パラジウムカップリング反応配位子としてよく用いられる

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配位子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 13:53 UTC 版)

シュウ酸塩」の記事における「配位子」の解説

シュウ酸イオン金属イオンに対してよい配位子となる。2箇所金属配位結合し、MO2C2 という五員環作る代表的な錯イオンはトリスオキサラト(III)酸イオン([Fe(C2O4)3]3−) である。オキサリプラチンという白金シュウ酸イオン配位した錯体である。この白金製剤として良く知られているシスプラチンよりへの溶解度向上し、かつ服用制限原因となっていた副作用腎毒性軽減したシュウ酸シュウ酸イオン過マンガン酸イオンによって酸化される。この酸化還元反応の鍵となる反応中間体は、シュウ酸イオンが3価のマンガンイオンに配位した錯イオン([Mn(C2O4)]+)である。シュウ酸は3価の鉄イオン(Fe3+)と可溶錯イオン作るので、サビ取り利用されている。

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配位子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/13 16:27 UTC 版)

アンビデント」の記事における「配位子」の解説

アンビデント配位子とは、構造中の2種類上の原子から配位結合形成しうる配位子をいう。両座配位子とも訳されるNO2ニトロニトリト)、OCN-(シアネートイソシアネート)、SCN-(チオシアネートイソチオシアネート)などの例があり、結合する原子によって連結異性体形成しうる。 結合している原子位置明確にするために、 Denticity と呼ばれる κ を用いた表記法用いられる

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配位子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 14:53 UTC 版)

一フッ化ホウ素」の記事における「配位子」の解説

遷移金属への配位子として一フッ化ホウ素は、2009年に(C5H5)2Ru2(CO)4(μ-BF)で最初につけられた。一フッ化ホウ素2つルテニウム原子のどちらにも結合する架橋配位子となっている。 VidovicとAldridgeは、NaRu(CO)2(C5H5)と(Et2O)BF3反応させた。ここで、一フッ化ホウ素付加されたものではなくその場形成されたものである1968年、四フッ化二ホウ素ペンタカルボニル鉄反応で、Fe(BF)(CO)4が生成するとの主張なされたが、再現されていない蒸気を四フッ化二ホウ素及び三フッ化リン反応させると、(PF3)4FeBFが生成したハフニウムトリウムチタンジルコニウムは6Kという低温金属元素三フッ化ホウ素反応させることで、BF配位子を持つ二フッ化物形成する末端配位子としてBF持ち、完全な性質最初に解明され分子は、DranceとFigueroaにより、2019年合成された。 一フッ化ホウ素一酸化炭素等電子的であるため、金属カルボニル似たような化合物作る2つ3つの金属原子架橋する(μ2及びμ3)ことも予測されている。配位子としてBF研究は、遊離状態での不安定性のため難しい。

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