砂糖漬け果物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/05 23:44 UTC 版)
砂糖漬けによる保存法がプロヴァンスに現れるのは中世のことであり、14世紀にはアヴィニョンの教皇庁へ貢納されていた。19世紀になるとアプトの職人たちは、サクランボ、あんず、セイヨウナシ、いちじく、プラム、メロン、胡桃などを砂糖漬けにしていた。これらはよく売れたため、1830年頃(フランス産業革命の開始期)には、最も企業家精神に富んだ者たちは近代的な設備投資へと向かった。蒸気機関を用いた最初の工場が建設されたのは、1864年のことである。現在、この地の工場では毎年15000トンもの砂糖漬け果物が生産され、同じだけの量のフルーツヨーグルト(yaourts aux fruits)向けの加工品も生産されている。
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