しらかわ‐よふね〔しらかは‐〕【白川夜船/白河夜船】
読み方:しらかわよふね
《京都を見てきたふりをする者が、京の白河のことを聞かれて、川の名だと思い、夜、船で通ったから知らないと答えたという話によるという》
1 熟睡していて何も知らないこと。何も気がつかないほどよく寝入っているさま。
「こんなにきれいなけしきを—で通っちゃ損だからね」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉
2 知ったかぶり。
しらかわよふね〔しらかはよふね〕【白河夜船】
白河 (洛外)
白河夜船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/02 23:59 UTC 版)
京都に旅行へ行ったと嘘をつく人が、この白河(白川)の地について聞かれ川のことだと思い、夜に船で通ったのでよく知らないと答え、嘘がばれたという逸話から、熟睡して前後を知らないことを白河夜船(しらかわよぶね・しらかわよふね、白川夜船とも)という。かつては、見たことがないものをさも見たことがあるかのように知ったかぶって言うことの意味にも用いられた。川柳「白河を夜舟で渡る高いびき」に由来する。 この故事を題名にして、吉本ばななが小説『白河夜船』(1989年)を発表している。2015年には映画が制作された。
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