症状および診断
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 16:54 UTC 版)
脂肪肉腫ではすべての型において、大きくなり続ける無痛性の腫瘤を触れるのみで、基本的にその他の自覚症状に乏しい(ただし、高悪性度のもので骨への浸潤を認めるものは疼痛を伴う)。MRIにおいて、高分化型ではT1強調画像で高信号、T2強調画像ではやや高信号で皮下脂肪と同じパターンを示すが、粘液型ではT1強調画像で低信号、T2強調画像で低信号となる。ただし画像のみでは、それぞれ脂肪腫、悪性線維性組織球腫との鑑別が難しいので、根治的切除材料あるいは生検材料からの病理診断にて診断が確定する。
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