画図百鬼夜行
画図百鬼夜行
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『画図百鬼夜行』(がずひゃっきやこう、がずひゃっきやぎょう[1])は、安永5年(1776年)に刊行された鳥山石燕の妖怪画集。前篇陰・前篇陽・前篇風の上中下3巻。『百鬼夜行』とも。
- ^ “見どころ”. 大妖怪展. 読売新聞社 (2016年). 2016年7月6日閲覧。
- ^ a b 湯本豪一 『江戸の妖怪絵巻』光文社〈光文社新書〉、2003年、18頁。ISBN 978-4-334-03204-3。
- ^ 高田衛監修 稲田篤信・田中直日編 『鳥山石燕 画図百鬼夜行』 国書刊行会、1992年、335-336頁。ISBN 978-4-336-03386-4。
- ^ a b 京極夏彦 『妖怪の理 妖怪の檻』角川書店〈KWAI BOOKS〉、2007年、66頁。ISBN 978-4-04-883984-6。
- ^ 湯本 2006, p. 170.
- ^ 近藤瑞木『百鬼繚乱 江戸怪談・妖怪絵本集成』国書刊行会、2002年、286頁、ISBN 4-336-04447-3 。
- 1 画図百鬼夜行とは
- 2 画図百鬼夜行の概要
- 3 後世への影響
画図百鬼夜行
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江戸時代の妖怪を描いた作品として知られる浮世絵師・鳥山石燕の『画図百鬼夜行』(1776年)も、この絵巻物に見られる妖怪を多く収録している点から、石燕は同書の制作にあたり、同系統の絵巻を参照したとみられている。わうわう(苧うに)、目ひとつぼう(青坊主)、あか口(赤舌)、ぬけくび(飛頭蛮)などは名称が『画図百鬼夜行』ではそれぞれ括弧内のものに変わっているほか、「髪切」は描かれておらず同様に手がはさみ状になっている「網切」が描かれている。 また、「夢のせいれい(夢の精霊)」のみ『画図百鬼夜行』との対応が明確になっていないが、妖怪研究家・多田克己は「夢」の字が「草」の草書体に似ていることから(「草の精霊」としている文献もあるため)「木魅」、または「夢」の意味に通じることから「反枕(まくらがえし)」が『画図百鬼夜行』における「夢のせいれい」に適当する妖怪なのではないかと考察している。
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