現存艦隊主義とは? わかりやすく解説

現存艦隊主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 02:16 UTC 版)

現存艦隊主義(げんぞんかんたいしゅぎ)とは、決戦を避けて自軍の艦隊を温存することにより、艦隊の潜在的な能力で敵国の海上活動を妨害する海軍戦略である。フリート・イン・ビーイング英語: fleet in being)の訳語で、艦隊保全主義(かんたいほぜんしゅぎ)とも言う。


  1. ^ 外山(1981年)、233頁。
  2. ^ 小林(2007年)、232-233頁。
  3. ^ 英文の出典:外山(1981年)、247頁 ; Robinson, Mary L., The History of Naval Tactics from 1530 to 1930, United States Naval Institute, 1942.
  4. ^ a b 外山(1981年)、234頁。
  5. ^ a b c 小林(2007年)、234-235頁。
  6. ^ a b c Global Security : Fleet in Being(2012年3月15日閲覧)
  7. ^ 小林(2007年)、303-304頁。


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現存艦隊主義

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海軍戦略」の記事における「現存艦隊主義」の解説

詳細は「現存艦隊主義」を参照 現存艦隊主義あるいは艦隊保全主義、フリート・イン・ビーイング(fleet in being、「存在する艦隊の意味)とは、艦隊温存することで潜在的な脅威とし、敵の海上勢力自由な活動妨げ海軍戦略である。トリントン伯アーサー・ハーバート最初に存在する艦隊fleet in being)」という言葉使ったとされている。1690年大同盟戦争最中はるかに優勢なフランス艦隊直面して、トリントン伯は特に形勢良い場合除き戦闘回避し援軍到着を待つことを提案した彼の戦隊が「存在する」ことで、フランスが海の覇権を取ることを妨げイギリス侵略から守れるとした。トリントン伯はフランス艦隊と戦うことを強いられたが、消極的な行動終始して敗れビーチー・ヘッド海戦)、軍法会議かけられた。トリントン伯は、自身が現存艦隊主義による自国艦隊喪失回避徹したため、フランスを海の覇者とするまでには至らせなかったと弁明し無罪となった

※この「現存艦隊主義」の解説は、「海軍戦略」の解説の一部です。
「現存艦隊主義」を含む「海軍戦略」の記事については、「海軍戦略」の概要を参照ください。

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