狂えるオルランド
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『狂えるオルランド』(くるえるオルランド、Orlando Furioso)は、ルドヴィーコ・アリオストによるルネサンス期イタリアの叙事詩。全46歌、3万8736行に及ぶ大長編でルネサンス文学の代表作。
- 1 狂えるオルランドとは
- 2 狂えるオルランドの概要
- 3 主要人物
- 4 訳書
狂えるオルランド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/24 23:54 UTC 版)
「ルノー・ド・モントーバン」の記事における「狂えるオルランド」の解説
シャルルマーニュのパラディンとして活躍。イタリア語風に「リナルド」と表記されることが普通。ルッジェーロとの恋に苦しむ妹、ブラダマンテの理解ある兄として登場。妹ほどは活躍しない。また、特にシャルルマーニュに反逆するような描写もない。 冒頭で魔法の泉の水を呑んでしまい、オルランドとともにアンジェリカに恋してしまう。それでも、職務放棄甚だしいオルランドと異なり、ルノーは後ろ髪引かれる思いで、スコットランドへ援軍依頼に赴いたりと職務には忠実。 戦闘能力もかなり高く、オルランドに次ぐ腕前。強いだけではなく、騎士道精神にも優れており、スコットランドでは不貞疑惑により処刑されそうになっている女性に対し、「幾人も女性を囲う男はむしろ賞賛されるのに、女性が同じことをした場合、あるいは疑惑を持たれるだけでも処刑される法律は理不尽で改正されるべきだ」と弁護に回り決闘も辞さない(第4歌)。 また、これまで多くの男女を不幸に貶めてきた「不貞な妻を持つ夫には呑むことができない魔法の杯」に対し、「自分は妻を信じるし、そういう人間を疑って試すようなこと自体許されないことだ」(第43歌7~8歌)と発言し、使用を拒否。不幸の連鎖を断ち切っている。
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