牧畜民の侵入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/06 22:46 UTC 版)
ワリャリョ・カルウィンチョは、ワロチリ地方で暮らしていた農民が崇拝していた最高神であった。やがて、パリアカカを信仰する牧畜民がワロチリ地方に侵入してきて、ワリャリョを信仰する先住の農民たちを侵略して自分たちに同化させた。ワロチリに住むようになった牧畜民はヤウヨ(ある民族を大雑把に分ける名)と呼ばれ、低地に住む農民と対立してワロチリに移動した。しかし牧畜民が来る以前からずっとそこに住んでいた農民たちも、牧畜民と先祖を同じくするヤウヨの者であったと考えられている。先住ヤウヨ民族の神を、後から移住してきたヤウヨ民族の主神が追放したのである。隼または鷹として生まれ人間になった5人とは、ヤウヨの牧畜民の中心となる宗教集団の先祖を表していると考える研究者もいる。
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