爆薬の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/30 03:05 UTC 版)
理論上の物質の密度に対して、実際に生成された物質の密度を表す。爆薬となる物質(DDNP、RDXなど)は、例えば物質としての理論上の密度が1.65であったとしても、実際に合成して結晶化させて固体として取り出した物質の密度は1.60しか無いなど、理論上の密度よりも小さい場合がほとんどである。これは結晶化させる時などに物質同士の間に微細な空間が空いているためである。 爆薬の場合、この見た目上の密度が爆速などに影響を与えるため、圧搾処理するなどして仮比重を高める処理を行う。同じ化学物質であっても仮比重が違うと爆薬としての挙動が違う場合すらある。
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