熊野年代記
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熊野年代記(くまのねんだいき)は、熊野新宮の本願所であった新宮庵主霊光庵により編纂された編年体の歴史書。古代から明治時代前半までの熊野三山の歴史を伝え、熊野の歴史研究において重要な史料と評価されている。
- ^ 根井[2001: 110]、熊野三山協議会・みくまの総合資料館研究委員会[1989]
- ^ 根井[2001: 111-116]
- ^ 根井[2001: 111]、笠原[1989: 339]
- ^ 太田[2008]
- ^ 笠原[1989: 339]
- ^ a b 太田[2008: 171]
- ^ a b c d e f 笠原[1989: 340]
- ^ 根井[2001: 113]、小島[2008: 376-377]
- ^ a b 小島[2008: 377-379]
- ^ 梅本誠一「刊行御礼」(熊野三山協議会・みくまの総合資料館研究委員会[1989]所収)。櫃の多くが失われた水害は、梅本家には「熊野川の水害」と伝わる。しかし、この時期に梅本家が居を構えていたのは、今日の那智勝浦町下里にあたる下里村高芝の太田川河口付近で、熊野川の水害をもたらした明治22年8月の豪雨に際して太田川も氾濫しており、これによるものと考えられる[小島 2008: 378]。
- ^ 小野については次の論文が詳しい。山崎 泰「小野芳彦と『熊野史』上梓」、『国文学解釈と鑑賞』69巻3号(2004年3月、特集「続・「熊野学」へのアプローチ」)、NAID 40006096067 pp. 19-26
- ^ a b 小島[2008: 376]。小野本は現存しないため、小島は小野本からの写本である柳田本をもとに推定を行なっている[小島 2008: 376]。
- ^ 小島[2008: 375]
- ^ 小島[2008: 377、379]
- ^ a b 小島[2008: 377、379]、笠原[1989: 343](特に注8)
- ^ 小島[2008: 376-377]
- ^ 小島[2008: 379]
- ^ 小島[2008: 380]
- ^ 小島[2008:381]
- ^ 柳田 國男、1918、『熊野年代記』 〈諸國叢書35〉
- ^ 小島[2008]。ただし、根井[2001]や笠原[1989]、山本[1989]、および熊野三山協議会・みくまの総合資料館研究委員会[1989]所収の識者らの序文のいずれにも柳田写本についての言及は見られない。
- ^ 小島[2008: 383]
- ^ a b c 安藤精一「『熊野年代記』の出版」(熊野三山協議会・みくまの総合資料館研究委員会[1989]所収)
- ^ a b 根井[2001: 111]。梅本家本と各種の写本・刊本(柳田写本を除く)との関係については、根井[2001: 111]所掲の図に詳しい。
- ^ 根井[2001: 109]
- ^ 熊野三山協議会・みくまの総合資料館研究委員会[1989]
- ^ 根井[2001: 110、114]
- ^ 山本[1989: 338]
- ^ a b 笠原[1989: 339]
- ^ 根井[2001: 111]、山本[1989: 337]
- ^ 根井[2001: 111-112]、山本[1989: 337]
- ^ a b c 根井[2001: 112]
- ^ 根井[2001: 113]、山本[1989: 337]
- ^ a b 根井[2001: 113]
- ^ 根井[2001: 116]
- ^ 根井[2001: 113]、山本[1989: 338]
- ^ 根井[2001: 113-114]
- ^ 笠原[1989: 343]、小島[2008: 379]
- ^ a b c 山本[1996: 153]
- ^ その例として山本[1996]、阪本[2005]、太田[2008]など。山本[1996]は史料批判の観点から熊野年代記の史料としての信頼性を検討している。阪本[2005: 36、432]は、13世紀後期の熊野別当職断絶にかかわる熊野年代記の記述について、信頼できる多くの史料および研究成果を取り入れ記述内容の矛盾点を明らかにしている。
- ^ a b 山本[1996: 156]
- ^ a b c 山本[1996: 157]
- ^ 太田[2008: 161-162]
- ^ 根井[2001: 115]
- ^ 太田[2008: 161-164]
- ^ 阪本[2005: 432-437]
- ^ a b c 山本[1996: 160]
- ^ 山本[1996: 157]注14
- ^ a b 山本[1996: 159]
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