温度依存性決定(おんどいぞんせいけってい) tempereture-dependent sex determination(TSD)
温度依存性決定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 07:50 UTC 版)
環境性決定(environmental sex-determination, ESD)の代表的なものとして、爬虫類で広範に見られる温度依存性決定(temperature-dependent sex-determination, TSD)がある。TSDはワニ・カメで一般的であり、逆にヘビでは観察されていない(表4)。TSDのパターンとしては、卵の孵化温度が低温で雌・高温で雄(アメリカアリゲーター)、低温高温で雌・中間温度で雄(カミツキガメ)、低温で雄・高温で雌(アカウミガメ)の3種類がある。またフトアゴヒゲトカゲでは、22-32℃では遺伝性決定であり、それ以上の温度ではTSDであることが知られている。
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