Z染色体とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生物 > 遺伝 > 染色体 > Z染色体の意味・解説 

ゼット‐せんしょくたい【Z染色体】

読み方:ぜっとせんしょくたい

W染色体と対をなす性染色体。雌に1本、雄に2本含まれる


Z染色体

英訳・(英)同義/類義語:Z-chromosome

ZW型性決定機構を持つ生物性染色体

Z染色体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 06:14 UTC 版)

Z染色体(Zせんしょくたい)とは、鳥類などの性染色体の組み合わせがヘテロになり、の性染色体の組み合わせがホモになる生物が持つ性染色体の名称である[1]性決定機構がZW型又はZO型の生物に存在する。


  1. ^ 正式な名称はX染色体であるが、雄ヘテロ型と雌ヘテロ型の区別を容易にするため、通常はZ染色体と表記する。
  2. ^ a b 西田千鶴子「鳥類の性染色体進化」『生物の科学 遺伝』2009年1月号
  3. ^ 松原和純「ヘビにおける性染色体の分化過程」『生物の科学 遺伝』2009年1月号
  4. ^ a b 尾形光昭、三浦郁夫「2つの性決定機構をもつツチガエル」『生物の科学 遺伝』2009年1月号
  5. ^ 伊藤道彦、吉本真「アフリカツメガエルの性決定遺伝子DM-W-脊椎動物初の♀決定遺伝子」『生物の科学 遺伝』2009年1月号
  6. ^ 大竹博之、酒泉満「メダカ性決定遺伝子の起源と進化」『生物の科学 遺伝』2009年1月号
  7. ^ a b 東京農工大学農学部蚕学研究室『昆虫の性染色体』『性決定』
  8. ^ TORTOISE LAND『温度による性決定(TSD)』
  9. ^ D'Cotta H, Fostier A, Guiguen Y, Govoroun M, Baroiller JF (2001). “Aromatase plays a key role during normal and temperature-induced sex differentiation of tilapia Oreochromis niloticus”. Mol Reprod Dev 59: 265-276. PMID 11424212. 
  10. ^ a b 島田清司、山本一郎(2002年)「鳥類の性決定の仕組み」『日本比較内分泌学会ニュース』 Vol. 2002
  11. ^ 八杉竜一ほか編『岩波生物学辞典(第4版)』
  12. ^ 島田清司「雄と雌が決まる仕組み 魚から鳥,哺乳類まで」『生命誌』通巻24号


「Z染色体」の続きの解説一覧



Z染色体と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Z染色体」の関連用語

Z染色体のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Z染色体のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JabionJabion
Copyright (C) 2024 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのZ染色体 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS