沼野石(Numanoite)
岡山県高梁市備中町布賀 布賀鉱山
Ca4CuB4O6(OH)6(CO3)2 画像の幅約２．５ｍｍ
無色透明な硼灰石(Borcarite)中の青緑色をした部分が沼野石です。
方解石上のバルトフォンティン石に埋もれるように結晶が付いています。
硼灰石のMgをCuが置換した鉱物で、岡山県の布賀鉱山で発見されました。
故岡山大学名誉教授の沼野忠之博士にちなんで名付けられました。
沼野石(Numanoite)
岡山県高梁市備中町布賀 布賀鉱山
Ca4CuB4O6(OH)6(CO3)2 画像の幅約２．２ｍｍ、６ｍｍ
無色透明な硼灰石(Borcarite)中の青緑色をした部分が沼野石です。
硼灰石のMgをCuが置換した鉱物で、岡山県の布賀鉱山で発見されました。
故岡山大学名誉教授の沼野忠之博士にちなんで名付けられました。
この標本は模式標本と数センチの距離で見つかった貴重なものです。
沼野石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/11/13 06:22 UTC 版)
沼野石（ぬまのせき、 Numanoite）は、2007年に発表された日本産新鉱物で、鉱物学者大西政之などにより、岡山県の布賀石灰石鉱山で発見された[1]。化学組成はCa4Cu(B4O6(OH)6)(CO3)2で、単斜晶系。硼灰石のマグネシウムを銅で置換したものに相当する。通常は硼灰石の結晶中に、エメラルドグリーンもしくは透明の結晶として産出する。
- ^ Ohnishi, M. et al. (2007): Numanoite, Ca4Cu(B4O6(OH)6)(CO3)2, a new mineral species, the Cu analogue of borcarite from the Fuka mine, Okayama Prefecture, Japan. Canadian Mineral., 45, 307-315.
- ^ 大西政之、「岡山県布賀鉱山から発見された新鉱物・沼野石」 『岩石鉱物科学』 2009年 38巻 1号 p.25-27, doi:10.2465/gkk.38.25, 日本鉱物科学会
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