河野九門徒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 20:30 UTC 版)
河野九門徒とは、尾張国葉栗郡にある、親鸞・蓮如にゆかりのある9つの寺院の総称である。河野は河野郷(河沼郷)のことという。 上記沿革のとおり、嘉禎元年(1235年)、親鸞が東国より帰京する際に三河国に立ち寄り、その説法を聞いた門間庄の住人9名が帰依し、草庵を建立する。文明2年(1470年)に、蓮如が草庵を再興し、かつて親鸞の説法を聞いて帰依した9人の門徒の子孫の寺院を「河野九門徒」と名づけたと伝えられる。 河野九門徒は、美濃国・尾張国の浄土真宗の中心となったという。現在もこの地域の寺院は、「河野」の字を冠する寺院名が多い。 善龍寺(現・河野善龍寺,愛知県一宮市) 栄泉寺(現・河野栄泉寺,愛知県一宮市) 妙性坊(現・河野妙性坊,愛知県一宮市) 西徳寺(現・河野円城寺,岐阜県羽島郡笠松町) 稱名寺(現・河野稱名寺,岐阜県羽島郡笠松町) 専福寺(現・竹鼻別院,岐阜県羽島市) 西入坊(現・河野西入坊,岐阜県各務原市) 安楽寺(現・河野安楽寺,岐阜県各務原市) 専光寺(現・河野専光寺,岐阜県羽島郡岐南町)
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