河井寛次郎との交友
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/04 15:31 UTC 版)
1921年、「第1回創作陶磁展」のため河井寛次郎が上京したとき、川勝は会場であった高島屋東京支店の宣伝部長であった。ふたりは出会った時から意気投合し、生涯親交を結ぶこととなった。川勝は河井寛次郎を心から応援し、その作品収集に情熱をかたむけた。また、河井寛次郎も窯を炊くたびに良い作品を川勝にゆずった。川勝が河井寛次郎に内緒で、1937年のパリ万国博覧会と1957年のミラノ・トリエンナーレ国際工芸展に出品し、いずれもグランプリを受賞したエピソードはよく知られている。川勝が所蔵していた河井寛次郎の代表的な作品425点が、現在、京都国立近代美術館に「川勝コレクション」として収蔵されている。
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