江ノ島鎌倉観光300形電車とは? わかりやすく解説

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江ノ島鎌倉観光300形電車

(江ノ島電鉄300形電車 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/26 20:22 UTC 版)

江ノ島鎌倉観光300形電車(えのしまかまくらかんこう300がたでんしゃ)は、江ノ島鎌倉観光(現・江ノ島電鉄)の電車


300形主要諸元(1982年4月時点)[注1 1]
編成 301編成 302編成
303編成
304編成 305編成 306編成
車号 301-351 302-352
303-353
304-354 305-355 306-356
軌間 1067mm
電化方式 直流600V架空線式
車軸配置 (1A)'Bo'(A1)' Bo'2'Bo'
全長 24814mm 24450mm 24100mm 24976mm
全幅 2400mm 2426mm 2540mm 2500mm 2400mm
車体幅 2248mm 2336mm 2400mm 2248mm[注1 2]
2222mm[注1 3]
全高[注1 4] 3910mm 2850mm 3790mm 3810mm 3840mm
屋根高 mm 3446mm 3390mm 3410mm mm
床面高 1015mm 970mm 1080mm 1100mm 1001mm
台車中心間距離 8900mm×2 8700m×2 8900mm×2
固定軸距 1473mm 1375m 1475mm 1500mm 1370mm
車輪径 838mm 762mm 840mm 762mm
自重 39.0t 38.4t 38.0t 38.6t 38.0t
定員(うち座席) 150(68)名 150(72)名 150(60)名 150(72)名 152名
主制御装置 方式 電動カム軸式抵抗制御方式
形式 ES-251A ES-158-B ES-251A
主電動機 方式 直流直巻整流子電動機
形式 SE-118B MB-86B TDK-31SP TDK-31SM TDK-516C
定格出力×台数 42.3kW×4 37.3kW×4 56.0kW×4 48.5kW×4 37.3kW×4
駆動装置 方式 吊り掛け式駆動方式
歯車比 5.53 3.88 3.375 3.375 3.42
性能 全負荷時牽引力 22.7kN 21.0kN 19.2kN 18.8kN 23.1kN
全負荷時速度 25.7km/h 26.0km/h 38.0km/h 36.0km/h 27.0km/h
空気ブレーキ方式 急動弁付電磁SME
電動空気圧縮機×台数 CP-27×2 DH-16×2 CP-27×2
  1. ^ 『江ノ電の80年表』 p.82の在籍車両(電車)主要諸元表をベースとする
  2. ^ 306号車
  3. ^ 356号車
  4. ^ パンタグラフ搭載時、Z形パンタグラフ装備時の301-305編成は3850mm
300形主要諸元(2002年4月時点)[注2 1]
編成 303編成 304編成 305編成
車号 303-353 304-354 305-355
軌間 1067mm
電化方式 直流600V架空線式
車軸配置 Bo'2'Bo'
全長 24450mm 24100mm
全幅 2426mm 2540mm 2500mm
車体幅 2336mm 2400mm
全高 3975mm 3910mm
屋根高 3475mm 3410mm
床面高 1100mm
台車中心間距離 8700m×2
固定軸距 1650mm
車輪径 860mm
台車形式 TS-837(端台車)/TS-838(連接台車)
自重 41.4t 41.0t 41.6t
定員(うち座席) 148(84)名 150(60)名 150(72)名
主制御装置 方式 電動カム軸式抵抗制御方式弱界磁制御付
形式 ACDF-M450-789A-M
主電動機 方式 直流直巻整流子電動機
形式 TDK8005-A
定格出力×台数 50.0kW×4
駆動装置 方式 たわみ板中空軸平行カルダン駆動方式
形式 KD110-A-M
歯車比 6.31
ブレーキ装置 方式 全電気指令式空気ブレーキ/発電ブレーキ
空気ブレーキ形式 HRD-1D
補助電源装置 CG145-A RG4032-A-M
電動空気圧縮機×台数 HB1200S×1
冷房装置 CU77AE1
  1. ^ 『江ノ電の100年』 p.318の鉄道在籍車両主要諸元表をベースとする

注釈

  1. ^ 1949年8月1日に江ノ島電気鉄道から社名変更、1981年9月1日に江ノ島電鉄へ社名変更
  2. ^ 1952年4月15日のダイヤ改正よりそれまでの13分間隔から現在と同じ12分間隔の運行となっている
  3. ^ 1953年1月から1954年4月にかけて工事が行われており、1953年8月1日には日坂駅を鎌倉高校前駅に改称、同20日からは工事に伴い交換設備の撤去された同駅に代わり峰ヶ原信号場が開設されている
  4. ^ 1955年3月から7月にかけて工事が実施されている
  5. ^ この際にステップ改造工事の対象外となった115・116・117号車が1956-58年に廃車となり、代替として初代500形501・502編成が導入されている
  6. ^ 京王帝都電鉄より譲受した容量500kWの回転変流器2基を備えた(新)江ノ島変電所が建設され、1956年7月5日より稼働している
  7. ^ 極楽寺工場の入出庫の保安強化を目的として稲村ヶ崎駅 - 長谷駅間に設置されている
  8. ^ 501編成は書類上は201号車(初代)を改造扱いとしたもの、502編成は書類上は新造扱い
  9. ^ 201編成は全長24975mm、定員132名で自重36.74t、301編成は全長24354mm、定員150名で自重33.7t
  10. ^ 参考文献『江ノ電の100年』 p.181では「戦後の混迷期を脱して、国鉄や大手私鉄各社が一斉に新型車両を導入し始めた同時代に、当社のような小私鉄が一部に既存車両の流用品を使用しているとはいえ3編成もの車両を新造したことは、実に画期的なことであった。」としている。また、『江ノ電八十年表』p.55によると、本編成は6編成中で唯一認可番号が設計認可として本庁決裁となる「鉄監」で振られており、法的にも新造車として扱われている。
  11. ^ 全幅2500mm、車体幅2400mm
  12. ^ さらに同年12月27日には票券閉塞式が廃止され、単線自動閉塞信号装置の使用が開始されてさらに保安度の向上が図られている
  13. ^ 廃車予定であった300形302編成は302号車側のみの改造となっている
  14. ^ 1000形の台車についても1990年代に同仕様に改造されている
  15. ^ 輸送人員は1991年度の16351千人をピークに1996年度には14630千人まで低下、なお、2000年度以降増加に転じ、2016年度は18868千人
  16. ^ E型中継弁(産業技術史資料データベース)
  17. ^ 近年製造されている20形などと異なる単純なツートン塗装
  18. ^ 車両の大型化で支障する停留場ほかの施設の改良工事と、これに伴う既存車両のステップの改造の終了を待って認可されたもので、その間101-104号車は極楽寺検車区に留置されていた
  19. ^ 5848StateHighway 12 Suisun City, CA 94585 USA
  20. ^ この台車が同博物館の職員の目に留まり、また同職員と江ノ島電鉄の社員が知り合いであったことから無償譲渡の話がまとまり、アメリカ海軍厚木基地より軍用機で空輸されたものであり、また、台車や他の雑品小物類(D-1バルブ等)も同梱され同博物館に寄贈されており、これにより同博物館より感謝状が送られ本社鉄道部で保管されている
  21. ^ 1927年から計23両が導入された王子電気軌道200形は田中車輛、日本車輌、川崎車輛の3社で製造されて形態に差異があったため、1942年に東京市電に継承された際にそれぞれ150形・160形・170形の3形式となっている

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