水戸発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:26 UTC 版)
「茨城電気 (1905-1921)」の記事における「水戸発電所」の解説
本発電所は日本初のサクションガス機関による発電所であり、1907年(明治40年)8月10日に水戸市内で電力供給を開始した。発電所名は水戸発電所または上市発電所。1909年(明治42年)下期には、出力150キロワットの発電設備を新しく設け、発電所出力を225キロワットまで増加させた。出力75キロワットの発電設備を第一発電所、出力150キロワットの発電設備を第二発電所とすることもある。初めに設けた発電設備(出力75キロワット)は1919年(大正8年)3月18日に撤去され、以後は残りの発電設備(出力150キロワット)が昭和の初めまで使用された。昭和初めに撤去されるまで、同発電所の所属は茨城電気 - 茨城電力 - 東部電力と変遷した。資料による最新の諸元は下記の通り。 発電所出力:150キロワット 機関:サクションガス機関 発電機:同期発電機(三相交流) 同発電所の跡地には、2011年(平成23年)時点で水戸変電所が建っており、周辺には「茨城県電気事業創業之地」の石碑(位置)と説明板が設置されている。
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