水入り後の取り直し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/31 15:50 UTC 版)
水入りの大相撲になった際、それでも決着がつかないときに審判委員の協議の上二番後取り直しとなることがある。その取組の後に二番しか残っていないときは一番後取り直しとなる。結びの一番が取り直しとなった事例はない。 大関旭國-前頭4枚目魁傑(1978年3月場所7日目) 大関武双山-小結琴光喜(2001年5月場所6日目) 旭國-魁傑戦は結び前の一番だったため10分後に取り直した。 このとき、取り直しのあとも水が入り、勝負がつかないときには引分となる。 1974年9月場所11日目、前頭6枚目二子岳-同10枚目三重ノ海戦で水入りの上、二番後取り直しとなったが、決着がつかず引き分けとなった。この一番以降、40年以上引分は出ていない。 1939年1月場所11日目、前頭筆頭磐石-大関鏡岩の対戦は、二番後取り直しになったが、双方が棄権を申し出たために、双方不戦敗の扱いとなった。 幕下以下では取組が長引いた場合、水を入れず即座に二番後取り直しとなる。二番後取り直しで決着が着かない場合には審判委員の協議の上引分とするか再度二番後取り直しを行うか決める。 アマチュアの場合には競技開始後5分(女子・小中学生は3分)を経過して決着が着かない場合には競技を中止し直ちに取り直しとする。(日本相撲連盟審判規定17条)
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