民俗芸能としての春駒踊り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 01:29 UTC 版)
または胴に馬の頭や尾をつけて、三味線や太鼓で囃し祝い唄を唄い踊る。春駒踊りは民俗芸能として新潟県佐渡地方・山梨県甲州市塩山一之瀬高橋などに伝承されている。養蚕の神ともされる。 郡上おどり春駒 :“七両三分のはるこま”の掛け声と共に踊るテンポの良い踊り。 岐阜県白川村の春駒踊り:岐阜重要無形民俗文化財 佐渡の春駒:「はりごま」と佐渡では呼ぶ。男の春駒、女の春駒がある。 沖縄のじゅり馬:春の到来を寿祝(ことほ)ぐ予祝の芸能。「じゅり」は尾類と書き、遊女のことで、戦前まであった那覇の辻遊郭の女性たちが旧暦正月20日に着飾って行列し、手綱のついた馬の頭を象ったものを帯前に付けて踊ったのが始まり。現在も那覇市辻で踊りが披露される。 山梨県甲州市塩山一之瀬高橋 一之瀬高橋の春駒:国の選択無形民俗文化財。小正月行事である道祖神祭りの一種。 群馬県川場村の門前春駒:群馬県重要無形民俗文化財。毎年2月11日に養蚕の守護神「金甲稲荷神社」に奉納される。大正時代、それまで毎年来村して春駒踊りをしていた旅芸人がある年から来なくなったところ、不作が続いたため、村人が代わりに踊るようになった。旅芸人一家(父・母・娘)に扮した地元の青年たちが村内約130戸を門付して回り、家内安全と五穀豊穣を祈る。 宮城県仙台市の秋保の田植踊の春駒:本踊の余興として踊られる古歌舞伎風な踊りのひとつ。ユネスコ無形文化遺産。
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