東洋太平洋王座における複数階級制覇
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「複数階級制覇」の記事における「東洋太平洋王座における複数階級制覇」の解説
2016年6月現在、日本のジムに所属しながらOPBF東洋太平洋王座を2階級制覇した王者には、大川寛、沼田義明、南久雄、渡辺雄二、クレイジー・キム、飛天かずひこ、ロリー松下、長嶋建吾、佐々木基樹、柴田明雄の10選手がいる。このうち、大川は1960年6月30日の2階級制覇達成の時点で日本とOPBFをあわせての3階級制覇を初めて達成した王者であり、それ以前に日本フェザー級王座を6度防衛していた。沼田は獲得した2階級のうちスーパーフェザー級王座を3度防衛した。また、キムは2003年7月15日にスーパーウェルター級王座を獲得し、スーパーウェルター級王座を3度防衛後の2007年7月24日にはライトヘビー級王座を獲得し2階級制覇を達成、2007年11月20日には暫定ながらスーパーミドル級王座を獲得し史上初のOPBF3階級制覇を達成した。ABCOでも2005年10月20日にスーパーウェルター級王座を獲得し、2007年11月20日にスーパーミドル級王座を獲得し2階級制覇を達成している。尚、スーパーウェルター級王座は6度防衛した日本王座を合わせると日本・OPBF・ABCOの3冠となり、スーパーミドル級王座もOPBF・ABCOの2冠を記録した。松下はバンタム級王座を4度防衛後、これを返上して臨んだ世界挑戦に失敗したが、復帰初戦でスーパーバンタム級王座を獲得し2階級制覇を達成した。長嶋はOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座を3度防衛後に日本王座を2階級制覇、このうちライト級王座を3度防衛した後にOPBFで2つ目の階級を獲得し、初の両団体2階級制覇王者となった。柴田はスーパーウェルター級で日本王座とOPBF王座を獲得後、初防衛戦で敗れ日本王座とOPBF王座から陥落したが、日本王座に返り咲いた後にOPBF東洋太平洋ミドル級王座に日本スーパーウェルター級王者のまま挑戦し、OPBF2階級制覇を達成した。2014年3月1日には日本・OPBFミドル級王座統一戦を制し日本王座でも2階級制覇を達成した。 OPBF王座を3階級以上を制覇した日本のジム所属選手はクレイジー・キムのみ。また、OPBF女子王座を3階級制覇した王者は三好喜美佳だけしかいない。三好は2013年2月27日にバンタム級王座を獲得し、バンタム級王座から陥落後の2016年3月6日にスーパーフェザー級王座を獲得、2016年6月7日にはフェザー級の初代王座決定戦を制し女子初のOPBF3階級制覇を達成した。
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