条件コンパイル
別名:条件付きコンパイル
【英】conditional compilation
条件コンパイルとは、ソースコード内にある条件を与えることでコンパイルを行う箇所を指定する機能、あるいは、その手法のことである。
条件コンパイルでは、主にC言語やC++、C#で用いられており、プリプロセッサディレクティブによって条件を設定する。あらかじめ、デバッグやリリースなど目的の異なる条件を設定しておくことで、コードに一切触れることなくコンパイルするコードが指定できる。
条件コンパイルでは、ソースコードを変更しないで、処理の流れを変えることができる。そのため、デバッグ時によく用いられる。また、コンパイルされなかったコードについては、実行モジュールに含まれないため、開発版モジュールと製品版モジュールを切り分けるようなことも容易とされている。
開発環境: | SDK Subversion シンボリックデバッガ 条件コンパイル シングルステップ実行 スタックトレース デバッガ |
条件付きコンパイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 21:54 UTC 版)
「C SharpとJavaの比較」の記事における「条件付きコンパイル」の解説
Javaではプリプロセッサがサポートされないため、コンパイル時の分岐は不可能となっている。 一方、C#ではプリプロセッサディレクティブを用いた条件付きコンパイル (条件コンパイル、英: conditional compilation) が実装されている。また、指定されたコンパイル定数が定義されている時のみ呼び出されるようConditional属性 (System.Diagnostics.ConditionalAttribute) をメソッドに指定することができる。この方法によって、DEBUG定数が定義されている時のみ評価される表明(アサート)機能 (System.Diagnostics.Debug.Assert()メソッド) が提供されている。 Java 1.4からは実行時に有効・無効を切り替えられるassert文が言語仕様として導入されている。
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