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本陣殺人事件

原題:
製作国:日本
製作年:1975
配給:ATG
スタッフ
監督:高林陽一 タカバヤシヨウイチ
製作:高林輝雄 タカバヤシテルオ

西岡善信 ニシオカヨシノブ
原作:横溝正史 ヨコミゾセイシ
脚本:高林陽一 タカバヤシヨウイチ
企画:葛井欣士郎 
撮影:森田富士郎 モリタフジオ
音楽:大林宣彦 オオバヤシノブヒコ
美術:西岡善信 ニシオカヨシノブ
編集:谷口登司夫 タニグチトシオ
録音:中沢光喜 
スクリプター:大椙かつ爾 
スチール:小山田幸生 オヤマダユキオ
助監督:南野梅雄 
照明:山下礼二郎 ヤマシタレイジロウ
キャスト(役名
田村高廣 タムラタカヒロ (一
高沢順子 タカザワジュンコ (一鈴子
新田章  (一三郎
東龍子 アズマリュウコ (一柳糸子)
加賀邦男 カガクニオ (久保銀造)
水原ゆう紀 ミズハラユウキ (久保克子)
三戸部スエ ミトベスエ (煙草屋の女)
小林加奈枝 コバヤシカナエ (お直)
石山雄大 イシヤマユウダイ (田谷照三)
中村章 ナカムラアキラ (刑事
服部絹子 ハットリキヌコ (清)
沖時男 オキトキオ (源七)
原聖四郎 ハラセイシロウ (村長
海老江寛 エビエカン (伊兵衛
山本織江 ヤマモトオリエ (一秋子
伴勇太郎 バンユウタロウ (一良介)
東野孝彦  (磯川警部
常田富士男 トキタフジオ (三本指の男
村松英子 ムラマツエイコ (白木静子)
中尾彬 ナカオアキラ (金田一耕助
解説
横溝正史同名推理小説映画化で、地方由緒正し旧家で行った“密室殺人”を描いた推理映画脚本監督は「餓鬼草紙」の高林陽一撮影は「子連れ狼 冥府魔道」の森田富士郎それぞれ担当
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
三方を山に囲まれた小部落。広大敷地を持つ一柳家はこの地方きっての旧家で、江戸時代からの宿場本陣であった。あの恐し事件があった当時、一柳家邸内に住んでいたのは次の人々である。先代未亡人の糸子刀自長男の賢。彼は京都大学を出て講師務めていたが、健康を害し郷里にひきこもった。近代哲学に関する著書もある賢が、40歳まで独身だったのは、勉学のためだけではなく彼の眼鏡にかなう女性がいなかったからだった。賢のすぐ下の妹と弟は当時外地におり、その下には三男三郎次女鈴子がいた。三郎兄弟中の不作で、ひたすら探偵小説熱中しており、鈴子腺病質で、知能も遅れていたが、決して低能白痴ではなく殊に琴は名手だった。他に邸内には賢従兄弟の良介と妻の秋子が住んでいた。この平穏無事な生活を続けていた一柳家波紋投げかけたのが、賢結婚問題であった。賢が選んだ相手高校教師をしていた久保克子で、彼女の父はかつて、一柳家小作人で、若い頃アメリカ渡って成功し、その父の死後、克子は叔父・銀造に育てられたのだった。一柳家から見れば身分違いのである。しかし、賢周囲反対押し切った。婚礼の日。四月も末だというのに降り始めた。式はとどこおりなく済み新郎新婦は、母屋から庭一つ隔て離れに寝んだ。午前4時15分、突然、克子の悲鳴が夜のしじまを破った。銀造たちが離れに行くと、克子が日本刀で斬られ、血まみれの賢が傍に倒れていた。枕元には琴、金扉風には三本指の血痕、そして兇器日本刀は、庭の石とうろう根元突き刺さっていた。離れには門も錠もかかっており、庭にはの上足跡一つ無かった。この「本陣殺人事件」は磯川警部担当することになった。警部一昨日、一柳家を訪ねて村道を歩いていた三本指の男犯人断定した。そんな時、銀造の依頼を受けた私立探偵金田一耕助がやって来た。彼はまず探偵小説マニア三郎興味を抱いた。そして、「密室殺人」は実は賢が克子と無理心中し、琴糸巧みに利用して兇器日本刀を外に出したことを証明してみせた。そしてこのトリックには三郎加担していたのだった。この心中の賢動機は、克子が結婚前夜に、かつてある男と関係したことを告白潔癖症の賢は、克子を許すことができなかったが、と言って周囲反対押し切って結婚なので離婚もできず、思いあまって、誰か殺害されたと思わせるためのトリックだったのだ。


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本陣殺人事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/17 18:44 UTC 版)

本陣殺人事件』(ほんじんさつじんじけん)は、横溝正史が著した長編推理小説で、金田一耕助シリーズの第1作である。1946年4月から同年12月まで『宝石』誌上に連載された。横溝は本作で1948年第1回探偵作家クラブ賞を受賞した[1]。2007年1月現在映画2本、テレビドラマ3作品が制作されている。

降り積もった雪で囲まれた日本家屋での密室殺人を描く。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。



  1. ^ 本作とほぼ同時に発表された『蝶々殺人事件』を傑作と評する坂口安吾は、「『蝶々』をおさえて『本陣』に授賞した探偵作家クラブの愚挙は歴史に残るものであろう」と批判している。(小林信彦編『横溝正史読本』 角川文庫、2008年改版を参照)
  2. ^ 作者の戦後最初の作品は、1946年2月に『講談雑誌』に掲載された『人形佐七捕物文庫』の短編「神楽太夫」である。
  3. ^真説 金田一耕助』(横溝正史著・角川文庫、1979年)参照。
  4. ^ 『探偵小説五十年』(横溝正史著・講談社、1972年)および『横溝正史読本』(小林信彦編・角川文庫、2008年改版)参照。


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