本牧海づり施設
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本牧海づり施設(ほんもくうみづりしせつ)は、神奈川県横浜市中区本牧ふ頭にある海釣り公園(海浜公園)である[9]。
注釈
- ^ なお「イオンテクノサービス」はジャパンメンテナンスへの吸収合併で「イオンディライト」となる前にそのことを横浜市港湾局へ相談していたが、担当者が「指定管理者に変更がある場合は議会の承認が必要」という地方自治法の規定を失念していたため、合併後の会社「イオンディライト」が横浜市議会の承認を得ないまま「イオンテクノサービス」から運営を継承していたことが翌2007年9月3日の市議会経済観光・港湾委員会で報告された[21]。合併後も業務・従業員は合併前と変わらず業務への支障もなかったが、横浜市港湾局はこれを受けて同月には市議会へ「イオンディライト」を改めて指定管理者とする議案を提出した[21]。
- ^ 「大黒海づり施設」は横浜市内にある3つの海づり施設(本牧・磯子・大黒)で最も新しく、1996年7月1日に開園した[22]。周辺海域は水深12 - 13 mで水質も良い[22]。
- ^ 根岸湾の埋立地最先端に位置する[23]。1983年(昭和58年)5月1日に「いそご海づり場」として開園し、2002年(平成14年)10月1日から「磯子海づり施設」に名称を変更した[23]。
- ^ 現在の横浜市中区本牧地区に相当する[18]。
- ^ 見物客を加えると、開園日 - 1978年8月17日までに約11,000人が来訪した[19]。『神奈川新聞』によれば、開園当日には2,350人の入場客が訪れ、同日から8月8日までの8日間(定休日2回と台風が接近した8月3日を除く)は、猛暑にも拘らず一日数百人(通算6,600人余り)の入場客がいた[28]。
- ^ ただし、台風通過後の2日間は赤潮が払われ、入れ喰い状態になったこともあった[28]。
- ^ 開園直後(1978年8月9日まで)は、釣りに適した大潮の日がなかった[28]。
- ^ 当時の大人料金は1回4時間以内で朝夕1,000円・昼間800円[19]、子供料金は4時間で400円だったが、管理棟の売店で販売されていた餌(アオイソメ)が500円だったため、「子供はこれで釣れなかったらかわいそうだ」という声も上がっていた[28]。朝夕の料金が昼間より高価だった理由は「(魚が)釣りやすい時間帯である」ためで[29]、少なくとも1994年4月時点までは時間により異なる料金体系となっていたが[30]、2021年11月時点では、全時間帯で同一の料金体系となっている[13]。
- ^ 「魚が釣れない」との声が多く上がっていたことについて、当時の横浜市港湾局の職員たちは『神奈川新聞』の取材に対し「秋になれば、魚の餌になる貝や藻が魚礁に付着し、日差しも和らぐから、イシモチ、アイナメ、キス、カレイなどが釣れるようになるだろう」という考えを示していた[28]。
- ^ 翌2020年3月まで開園時間を短縮して営業する[41]。
出典
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[続きの解説]
「本牧海づり施設」の続きの解説一覧
- 1 本牧海づり施設とは
- 2 本牧海づり施設の概要
- 3 概要
- 4 歴史
- 5 施設
- 6 料金
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