本牧海づり施設とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 本牧海づり施設の意味・解説 

本牧海づり施設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 13:34 UTC 版)

本牧海づり施設(ほんもくうみづりしせつ)は、神奈川県横浜市中区本牧ふ頭にある海釣り公園海浜公園)である[9]


注釈

  1. ^ なお「イオンテクノサービス」はジャパンメンテナンスへの吸収合併で「イオンディライト」となる前にそのことを横浜市港湾局へ相談していたが、担当者が「指定管理者に変更がある場合は議会の承認が必要」という地方自治法の規定を失念していたため、合併後の会社「イオンディライト」が横浜市議会の承認を得ないまま「イオンテクノサービス」から運営を継承していたことが翌2007年9月3日の市議会経済観光・港湾委員会で報告された[21]。合併後も業務・従業員は合併前と変わらず業務への支障もなかったが、横浜市港湾局はこれを受けて同月には市議会へ「イオンディライト」を改めて指定管理者とする議案を提出した[21]
  2. ^ 「大黒海づり施設」は横浜市内にある3つの海づり施設(本牧・磯子・大黒)で最も新しく、1996年7月1日に開園した[22]。周辺海域は水深12 - 13 mで水質も良い[22]
  3. ^ 根岸湾の埋立地最先端に位置する[23]。1983年(昭和58年)5月1日に「いそご海づり場」として開園し、2002年(平成14年)10月1日から「磯子海づり施設」に名称を変更した[23]
  4. ^ 現在の横浜市中区本牧地区に相当する[18]
  5. ^ 見物客を加えると、開園日 - 1978年8月17日までに約11,000人が来訪した[19]。『神奈川新聞』によれば、開園当日には2,350人の入場客が訪れ、同日から8月8日までの8日間(定休日2回と台風が接近した8月3日を除く)は、猛暑にも拘らず一日数百人(通算6,600人余り)の入場客がいた[28]
  6. ^ ただし、台風通過後の2日間は赤潮が払われ、入れ喰い状態になったこともあった[28]
  7. ^ 開園直後(1978年8月9日まで)は、釣りに適した大潮の日がなかった[28]
  8. ^ 当時の大人料金は1回4時間以内で朝夕1,000円・昼間800円[19]、子供料金は4時間で400円だったが、管理棟の売店で販売されていた餌(アオイソメ)が500円だったため、「子供はこれで釣れなかったらかわいそうだ」という声も上がっていた[28]。朝夕の料金が昼間より高価だった理由は「(魚が)釣りやすい時間帯である」ためで[29]、少なくとも1994年4月時点までは時間により異なる料金体系となっていたが[30]、2021年11月時点では、全時間帯で同一の料金体系となっている[13]
  9. ^ 「魚が釣れない」との声が多く上がっていたことについて、当時の横浜市港湾局の職員たちは『神奈川新聞』の取材に対し「秋になれば、魚の餌になる貝や藻が魚礁に付着し、日差しも和らぐから、イシモチ、アイナメ、キス、カレイなどが釣れるようになるだろう」という考えを示していた[28]
  10. ^ 翌2020年3月まで開園時間を短縮して営業する[41]

出典

  1. ^ 本牧海づり施設”. 横浜市 公式サイト. 横浜市 (2019年3月6日). 2019年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月22日閲覧。
  2. ^ 令和元年台風第15号の災害復旧に関する緊急要望” (PDF). 横浜市 公式サイト. 横浜市. p. 5 (2019年(令和元年)9月). 2019年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月22日閲覧。
  3. ^ 横浜市記者発表資料 春休みおでかけMapを作成しました』(PDF)(プレスリリース)横浜市港湾局(政策調整課・賑わい振興課)、2018年3月4日。 オリジナルの2019年10月22日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191022143111/https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kowan/2018/03041000.files/0001_20190308.pdf2019年10月22日閲覧 
  4. ^ 横浜港水域利用検討委員会 横浜港の適正な水域利用方針中間案”. 横浜市 公式サイト. 横浜市港湾局 (2018年3月4日). 2019年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月22日閲覧。
  5. ^ 横浜港における台風15号の被害状況について【速報】』(PDF)(プレスリリース)横浜市港湾局、2019年9月17日、1頁。 オリジナルの2019年10月22日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191022143714/https://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/kiroku/katsudo/r1/kokusai2019R00.files/0020_20190919.pdf2019年10月22日閲覧 
  6. ^ 横浜市自転車活用推進計画 イ 【はしる】安全・快適に自転車を利用できる通行環境をつくる』(PDF)(プレスリリース)横浜市、2019年3月28日、8頁。 オリジナルの2019年10月22日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191022143941/https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/doro/jigyo_kikaku/jitensha/by-cycle-plan.files/0017_20190315.pdf2019年10月22日閲覧 
  7. ^ 横浜市記者発表資料 令和元年台風第15号の被害状況等について【最終報】』(PDF)(プレスリリース)横浜市総務局危機管理室、2019年9月24日、15頁。 オリジナルの2019年10月22日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191022144302/https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/somu/2019/taihu15-20190924.files/0001-20190924.pdf2019年10月22日閲覧 
  8. ^ 横浜マラソン2017のときの交通規制(こうつうきせい)のお知らせ」『広報(こうほう)よこはま』(PDF)、第824号、横浜市、2017年10月、2面。2019年10月22日閲覧。オリジナルの2019年10月22日時点におけるアーカイブ。
  9. ^ a b 公式サイト.
  10. ^ a b c d e f g h i 朝日新聞』1978年7月31日東京朝刊第13版第二社会面22頁「横浜本牧ふ頭に海釣り公園」(朝日新聞東京本社
  11. ^ a b c d e f g h i 初心者必見 本格! 釣り入門 > イワシ釣り/家族で楽しむ海釣り施設”. つり人オンライン 月刊つり人のオンライン釣り専門サイト. つり人社 (2019年2月27日). 2019年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月21日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g 横浜みなと新聞 本牧海づり施設40周年、にぎわい続ける憩いの場」『神奈川新聞』神奈川新聞社、2018年9月17日。2019年10月21日閲覧。オリジナルの2019年10月21日時点におけるアーカイブ。
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 本牧海づり施設(公式サイト) > ご利用ガイド”. 横浜フィッシングピアーズ. 2021年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月22日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g h i j k l m 本牧海づり施設(公式サイト) > 施設ガイド”. 横浜フィッシングピアーズ. 2019年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月21日閲覧。
  15. ^ a b c d e f 関東周辺ファミリー海釣りガイド 2018, p. 69.
  16. ^ a b c 【台風15号】本牧海づり施設など損壊 復旧見通し立たず」『神奈川新聞』神奈川新聞社、2019年9月13日。2019年10月21日閲覧。オリジナルの2019年10月21日時点におけるアーカイブ。
  17. ^ a b 本牧海づり施設再開 横浜港シンボルタワーも」『神奈川新聞』神奈川新聞社、2020年1月31日。2020年2月7日閲覧。オリジナルの2020年2月7日時点におけるアーカイブ。
  18. ^ a b c d e f g h 『朝日新聞』2017年5月13日東京朝刊横浜第一地方面25頁「(探訪@本牧:4)大都会で本格海釣り /神奈川県」(記者:山下寛久)
  19. ^ a b c d 『朝日新聞』1978年8月18日東京夕刊第3版第二社会面8頁「横浜 海釣り公園不漁続き」(朝日新聞東京本社)
  20. ^ 第1期(平成18年度~22年度)指定管理施設一覧”. 横浜市 (2019年3月14日). 2019年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月21日閲覧。
  21. ^ a b 読売新聞』2007年9月4日東京朝刊横浜版31頁「横浜市本牧海づり施設の指定管理者 市議会承認得ず、合併後の会社運営=神奈川」(読売新聞東京本社・横浜支局)
  22. ^ a b 毎日新聞』1996年6月7日神奈川県地方版「横浜に3つ目の海釣り公園--大黒ふ頭、来月オープン /神奈川」(毎日新聞東京本社・横浜支局)
  23. ^ a b 磯子区歴史年表 昭和46年~平成10年”. 磯子区 (2019年1月9日). 2019年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月5日閲覧。
  24. ^ a b 『東京新聞』2011年1月11日朝刊横浜版20頁「『海釣り施設』 愛称をつけて 市が募集」(記者:荒井六貴)
  25. ^ a b 横浜市の財政状況 26年度決算・財務書類” (PDF). 横浜市財政局財政課 (2016年3月). 2019年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月5日閲覧。
  26. ^ a b 日本経済新聞』1984年3月17日夕刊3頁「釣り公園、太公望も太鼓判--家族連れでも楽しめる(首都圏情報)」(日本経済新聞東京本社
  27. ^ a b 中区制五〇周年記念事業実行委員会 編「付章 横浜港 > 第一節 変遷概要 > 市民にも」『横浜・中区史 人びとが語る激動の歴史』(PDF)(限定版)中区制五〇周年記念事業実行委員会、横浜市中区日本大通35(横浜市中区役所総務課内)、1985年2月1日、814頁。 NCID BN09289609NDLJP:9522877/418国立国会図書館書誌ID:000001751503全国書誌番号:85055655https://www.city.yokohama.lg.jp/naka/kusei/koho/reference/nakakushi50.files/0016_20200129.pdf#page=14 
  28. ^ a b c d e f g 神奈川新聞』1978年8月10日朝刊13頁「本牧海づり公園でホットな論争 釣れない イヤ釣れる!! 中区民会議の議題にまで 8日間で6600人の入場」(神奈川新聞社)
  29. ^ 『読売新聞』1987年4月8日東京夕刊シティB面8頁「いま『水辺』が新しい 港や川を改修、新レジャー空間に」(読売新聞東京本社)
  30. ^ a b 読売新聞』1994年4月21日東京夕刊シティB面16頁「[東京5つ星シリーズ]アウトドアレジャー(3)釣り 親子や仲間と(連載)」(読売新聞東京本社
  31. ^ トホホ釣り日誌【2】本牧海づり施設」『神奈川新聞』神奈川新聞社、2015年7月17日。2019年10月21日閲覧。オリジナルの2019年10月21日時点におけるアーカイブ。
  32. ^ 『毎日新聞』1997年1月12日東京朝刊家庭面21頁「[こどものプリズム]釣り人気が上昇中--『塾通いや習いごとより楽しい』」(毎日新聞東京本社)
  33. ^ a b 『読売新聞』2019年9月25日東京朝刊横浜版27頁「海釣り施設、復旧いつ 台風15号被害の本牧・大黒=神奈川」(記者:白井亨佳・後藤理央)
  34. ^ a b c d 東京新聞』2009年7月24日朝刊第三情報面23頁「待ちモノ・流行モノ 本牧海づり施設 スズキ君も来ますよ」(中日新聞東京本社 文・写真:村手久枝)
  35. ^ a b 新本牧ふ頭”. 横浜市 (2021年11月10日). 2021年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月22日閲覧。
  36. ^ 横浜みなと新聞 波止場から 台風被害の教訓生かせ」『神奈川新聞』神奈川新聞社、2019年9月18日。2019年10月21日閲覧。オリジナルの2019年10月21日時点におけるアーカイブ。
  37. ^ 台風15号 東京湾船舶3分の1「走錨」か 県内、原因の事故4件」『神奈川新聞』神奈川新聞社、2019年9月19日。2019年10月21日閲覧。オリジナルの2019年10月21日時点におけるアーカイブ。
  38. ^ 『日本経済新聞』2019年10月8日神奈川地方経済面26頁「神奈川県内沿岸部の企業、台風被害、追いつかぬ復旧--通行止め続く南本牧はま道路、レジャー施設にも打撃」(日本経済新聞東京本社)
  39. ^ a b 横浜みなと新聞 【台風15号】海づり施設に爪痕」『神奈川新聞』神奈川新聞社、2019年10月1日。2019年10月21日閲覧。オリジナルの2019年10月21日時点におけるアーカイブ。
  40. ^ 【台風19号】横浜港でも被害 海づり施設、氷川丸デッキ」『神奈川新聞』神奈川新聞社、2019年10月13日。2019年10月21日閲覧。オリジナルの2019年10月21日時点におけるアーカイブ。
  41. ^ 『朝日新聞』2019年10月26日朝刊横浜版第一地方面33頁「大黒海づり施設再開へ /神奈川県」(朝日新聞東京本社・横浜総局)
  42. ^ 【台風19号】横浜・大黒海づり施設、27日営業再開」『神奈川新聞』神奈川新聞社、2019年10月26日。2019年10月28日閲覧。オリジナルの2019年10月28日時点におけるアーカイブ。
  43. ^ 『朝日新聞』2019年11月16日東京朝刊横浜版第一地方面31頁「磯子海づり施設再開へ /神奈川県」(朝日新聞東京本社・横浜総局)
  44. ^ 本牧の海づり施設が暫定的に再開へ 2020年の年明け」『神奈川新聞』神奈川新聞社、2019年12月23日。2020年1月2日閲覧。オリジナルの2020年1月2日時点におけるアーカイブ。
  45. ^ 部分再開.
  46. ^ 太公望ら続々、釣果に笑顔 再開の本牧海づり施設」『神奈川新聞』神奈川新聞社、2020年1月31日。2020年2月7日閲覧。オリジナルの2020年2月7日時点におけるアーカイブ。
  47. ^ 渡り桟橋開放、および定員変更につきまして。”. 本牧海づり施設. 横浜フィッシングピアーズ (2021年11月3日). 2021年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月22日閲覧。
  48. ^ 横浜市記者発表資料 本牧海づり施設 管理棟の本格供用を開始』(PDF)(プレスリリース)横浜市 港湾局賑わい振興課、2022年2月4日。 オリジナルの2022年6月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220601102419/https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kowan/2021/20220204honmoku.files/0002_20220204.pdf2022年6月1日閲覧 
  49. ^ 横浜市記者発表資料 本牧海づり施設 全面供用を開始します』(PDF)(プレスリリース)横浜市 港湾局賑わい振興課、2022年3月16日。 オリジナルの2022年6月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220316073146/https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kowan/2021/20220316honmoku.files/0002_20220316.pdf2022年6月1日閲覧 
  50. ^ a b c d e 横浜市海づり施設等 業務仕様書” (PDF). 横浜市港湾局. 横浜市 (2015年6月). 2021年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月22日閲覧。
  51. ^ 工事による釣り場閉鎖のご案内。”. 本牧海づり施設. 横浜フィッシングピアーズ (2021年10月29日). 2021年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月22日閲覧。
  52. ^ 『日本経済新聞』1993年5月27日夕刊19頁「町で見つけた手軽な海釣り、港の公園に太公望ズラリ――『子連れでも安心』」(日本経済新聞東京本社)
  53. ^ 『東京新聞』2014年9月26日朝刊第四情報面24頁「ほっとなび 情報の道しるべ 比べてみま選科 海釣りが楽しめる公園・施設 15メートルの水深で大物にも期待」(中日新聞東京本社)


「本牧海づり施設」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「本牧海づり施設」の関連用語

本牧海づり施設のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



本牧海づり施設のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの本牧海づり施設 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS