木バサミ(植木バサミ)
植木バサミという名で親しまれている、最も一般的なハサミである。剪定作業には一番頻繁に使用される。 指を入れる柄の部分を「わらび手」といい、このわらび手が大きく、独特の形をしているのが特徴。このような柄の形は、枝を切ったときに、他の枝を挟んで傷めないように工夫されたものである。木バサミは剪定バサミのようにバネがなく、長時間使用しても手が疲れないという利点がある。 大きさ、かたちともにいろいろなものが市販されているので、手にとってみて、よくなじむのものを選ぶとよい。 通常、木バサミでは直径1cmくらいまでの枝を切る。それ以上の太い枝を切るには剪定バサミを用いることが多い。細い枝が込み合っている場合には、木バサミを使うと剪定作業がスムーズに行える。さらに、枝分かれの部分や芽の位置で切る場合など、剪定バサミで切ると、枝の切り残しが突起状になってしまうが、木バサミを使うと、枝を残さずにきれいに切ることができる。 木バサミで実際に枝を切る場合、径5mm以下の細い枝は、刃の先のほうを使って切り、径5mm以上、枝が太くなるほど、刃の元のほうで挟み、手前に回すようにして切るとよい。
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