期待効用とは? わかりやすく解説

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期待効用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/25 07:04 UTC 版)

期待効用(きたいこうよう、: Expected Utility、EU)とは、ミクロ経済学で、不確実性の議論の際に用いられる概念である。市場において不確実性が存在し、複数の状態i (i = 1, ... , n ) があり、それぞれの状態i が起きる確率αi が与えられている、という環境の元で得られる効用期待値を表している。ミクロ経済学では一般に、不確実性下にある個人は、期待効用最大化公準に基づいて(この期待効用を極大化するように)行動すると仮定する。この仮定を期待効用仮説[1]と呼ぶ。


  1. ^ 荒井一博、花井敏『経済学入門 第2版』中央経済社、2010年、87頁。ISBN 978-4-502-67880-6 


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期待効用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 10:03 UTC 版)

効用」の記事における「期待効用」の解説

詳細は「期待効用」を参照 期待効用理論リスクを伴う意思決定において、効用関数定義する1713年、ニコラス・ベルヌーイは「サンクトペテルブルクのパラドックス」と呼ばれる意思決定問題によって期待値理論矛盾指摘したダニエル・ベルヌーイ1738年発表した論文の中で、リスク回避的意思決定においては損益金額そのもの期待値ではなくその金額対数関数得られる効用期待値判断基準とすることでこのパラドックス問題合理的解決が可能であることを示した1944年ジョン・フォン・ノイマンオスカー・モルゲンシュテルン共著による『ゲーム理論経済行動』が出版された。彼らはゲーム理論体型化する中でD・ベルヌーイによる効用関数理論発展させ、期待効用理論を定義づけた。

※この「期待効用」の解説は、「効用」の解説の一部です。
「期待効用」を含む「効用」の記事については、「効用」の概要を参照ください。

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