最初の旅 1785年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 08:50 UTC 版)
「フィヒテル山地」の記事における「最初の旅 1785年」の解説
ゲーテは、カール・ルートヴィヒ・フォン・クネーベルとフリードリヒ・ゴットリープ・ディートリヒに随行してやって来た。1785年6月30日、ホーフからマルクトロイテンを経由してヴンジーデルまでの行程だったが、同日にカタリーネンベルクとアレクサンダースバートにも訪れている。7月1日、徒歩でヴンジーデルからロイポルツドルフのゼーハウス(当時はツェーヘンハウスと呼ばれていた)を経てカルヒェスの白マイン川の水源やオクゼンコプフ山頂へ行き、そこで珍しいモウセンゴケの仲間に賛嘆の声を上げた。帰りは、ゼーヒューゲル、ヌスハルトの麓、ヴァイセン・フェルスを通って、フォルドルファーミューレ、フォルドルフ(現在はトレスラウの一部)とたどってヴンジーデルに戻っている。ゲーテは、岩の配置をスケッチを作成し、地質学の研究を行った。7月2日は雨であったため、ヴンジーデルの町の中を見物しただけであった。7月3日は、ルイゼンベルク(当時はルクスベルクと呼ばれていた)とブルクシュタインフェルゼンに専念して、花崗岩の風化作用のスケッチを行っている。7月4日は再び旅行に戻って、ホーレンブルン、ゲプファースグリュン、ティーエルスハイム、シルンディンク、ミュールバッハを経由してケプにまで行った。ゲーテは旅の間、「地質学上珍しい物」、大理石、凍石や玄武岩に旺盛な興味を持っていた。
※この「最初の旅 1785年」の解説は、「フィヒテル山地」の解説の一部です。
「最初の旅 1785年」を含む「フィヒテル山地」の記事については、「フィヒテル山地」の概要を参照ください。
- 最初の旅 1785年のページへのリンク