新拉致議連の発足
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2002年4月、石破茂を会長、西村を幹事長、平沢勝栄を事務局長とする新拉致議連「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」が改めて結成された。同年4月25日の設立総会には衆参国会議員31人と代理30人が参加、「家族会」「救う会」と結束して行動することを確認した。新拉致議連の行動目標は、以下の通りである。 在日朝鮮人(北朝鮮人)の再入国の禁止 北朝鮮支援の全面凍結 朝銀信用組合に対する疑惑の徹底解明と、公的資金投入の中止 万景峰号の税関検査の強化、北朝鮮船の入港禁止などの実現に向けた法律の整備 海外各国への協力要請 国会に「拉致特別委員会」の設置 新拉致議連呼びかけ人は以下の通り。 自由民主党 石破茂(会長) 米田建三(副会長) 高市早苗(副幹事長) 平沢勝栄(事務局長) 近藤基彦 中川昭一 中川義雄 民主党 吉田公一(会長代行) 上田清司(副会長) 原口一博(副幹事長) 松沢成文(副幹事長) 松原仁(事務局次長) 佐藤道夫 自由党 塩田晋(副会長) 西村眞悟(幹事長) 田村秀昭 森ゆうこ 保守党 小池百合子(副会長) 新拉致議連は当時経済産業大臣だった平沼赳夫や内閣官房副長官の安倍晋三らが賛同、第1次小泉内閣もこれを支持した。参加の呼びかけは社会民主党・日本共産党以外のすべての国会議員にむけてなされた。中川昭一や上田清司らの呼びかけに応じ、中井洽・古屋圭司をはじめ、自由民主党、民主党、自由党、保守党の議員は発足当初から参加しているが、公明党からの参加はなかった。しかし、2002年9月17日の小泉純一郎首相の北朝鮮訪問以降は、公明党の漆原良夫が参加している。 なお、会長であった石破と安倍晋三では拉致にむかう姿勢は対照的だったとの指摘がある。
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