新大陸における副王領の行政区分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 01:51 UTC 版)
「副王」の記事における「新大陸における副王領の行政区分」の解説
新大陸において重要な官職、機関は、副王、総監(カピタン・ヘネラル、スペイン語: Capitán general)、アウディエンシア(スペイン語 Audiencia)の3つであった。総監は機構上は副王の下に置かれたが、実質的には副王と変わらず、副王領内の広大な土地を統治した。アウディエンシアの長官も同様の権限を有したが、一般的に軍事的な権威は副王に留保されていた。 副王領には直轄領、総監領、長官領(プレシデンシア)の3つがあり、ほぼそれぞれの区画にアウディエンシアが置かれた。これらの下部に総督領(ゴベルナシオン)やプロビンシア(郡部)が位置し、さらにコレヒミエントやアルカルディア・マヨール(英語版)という区分に分けられ、最下部にカビルド、アユンタミエントと呼ばれる市参事会統括の町があった。18世紀のブルボン改革によりインテンデンシア制が敷かれて、コレヒミエント以下の地方自治体は廃止された。
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