改革の推進
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 06:54 UTC 版)
その後1991年にフォード・モーターによる買収が完了し、フォードから送り込まれたウォルター・ヘイズ率いるアストンマーティンの新しい経営陣によってさまざまな改革が主導されることになる。 新しい経営陣の下で全く新しいモデルの開発プロジェクトである「NPX」がスタートし、元レーシングドライバーで、ジャガーのレーシングカーの開発などを行ってきたトム・ウォーキンショー率いる「TWR」の主導で開発が行われた。1994年には、フォードの最新の生産技術が導入されたバンバリーにある新工場で生産される新モデルが「DB7」の名でデビューした。 また、買収完了後にフォードはデイヴィッド・ブラウンを、新生アストンマーティンの役員として再び招聘したことから、「DB7」以降の多くの主力車種では再び「DB」の車名を名乗るようになった。 買収完了後もフォードが多額の資金を注入したことで、1990年代に入ると旧態化していた生産施設の刷新や研究開発への投資の増加がなされ、その結果新しいエンジンや新技術を導入した新型車「DB7」や「ヴァンキッシュ」、「DB9」などの投入を随時行ったこともあり、世界各国で販売台数が増加しようやく経営状態が安定するようになる。
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