打者の体格や打撃姿勢とストライクゾーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 15:26 UTC 版)
「ストライクゾーン」の記事における「打者の体格や打撃姿勢とストライクゾーン」の解説
球審は、「打者が投球を打つための姿勢」を基準にストライクゾーンを判断する。日本野球規則委員会が公認野球規則 本規則における用語の定義 74 STRIKE「ストライク」に加えた【注】では、「投球を待つ打者が、いつもと異なった打撃姿勢をとってストライクゾーンを小さく見せるためにかがんだりしても、球審は、これを無視してその打者が投球を打つ姿勢に従って、ストライクゾーンを決定する」としている。すなわち、どんなにかがんで構えたとしても、あるいは低い姿勢でバントの構えをとっていても、球審は、打者が通常の打撃姿勢で構えたときの姿勢を基準にして投球判定を行うので、構え方によってストライクゾーンが大きくなったり小さくなったりすることはない。 しかしながら、ストライクゾーンは打者の体格を基準とするので、打者の身長や体格等による個人差はある。1951年、メジャーリーグにおいて、小人症のエディ・ゲーデルという109cmの選手が代打として出場した。捕手は両膝を地面につけ、できる限り低く構えたが、投球はゲーデルのストライクゾーンを通過しなかった。ゲーデルはストレートの四球で出塁し、その直後に代走に交代した。
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