憲法制定過程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 01:39 UTC 版)
「ミャンマー連邦共和国憲法」の記事における「憲法制定過程」の解説
これは2003年8月30日に当時の国家平和発展評議会のキン・ニュン首相によって発表された7つのステップからなるロードマップ(英語版)の一部であり、そのうちの1つには、1996年3月31日に国家法秩序回復評議会によって閉会させられた新憲法草案の審議を行う国民会議(ビルマ語版)の再開が含まれていた。 国民会議は2004年5月17日に再開され、25の少数民族武装組織から招待された代表者と一般の代表者合わせて1076人が出席し、数回の会合を経て、国家平和発展評議会によって任命された54人の委員による憲法起草委員会を設立するとした基本原則を採択して閉会した。2008年2月19日、国家平和発展評議会は起草委員会が憲法草案を完成させ、2008年5月に国民投票(英語版)を実施する予定であると発表した。 国民投票は2008年5月10日(一部の地域ではサイクロン・ナルギスの影響で2008年5月24日に実施された)に実施され、国家平和発展評議会は有権者の93.82%が憲法草案に賛成したと発表したが、アウンサンスーチー率いる国民民主連盟(NLD)が憲法草案に反対する中で強行したこと、国民投票とプロセス全体の自由と公平さが十分担保されていないなどとして、このプロセスに対する批判が広がった。
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