張裕釗の書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 13:33 UTC 版)
裕釗は『張猛龍碑』と『九成宮醴泉銘』を学び、北魏楷書の峻厳さに唐碑のもつ安定感を共存させ、そこに鄧石如が切り開いた篆書の筆法を投入して、清澄で雄大な楷書の作風を打ち立てた。随所に墨溜りを配し、立体感を醸成している。康有為が書論『広芸舟双楫』の中で、「碑学の集大成」と激賞したことが裕釗の書家としての知名度を上げる要因となった。
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