店長交代と全館改装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 14:29 UTC 版)
「岐阜近鉄百貨店」の記事における「店長交代と全館改装」の解説
1997年4月16日に開いた京都近鉄百貨店の取締役会で、髙田多喜男社長の退任などと合わせ、河合明(当時62歳)店長の退任を内定し、5月22日の株主総会で正式に決定した。河合店長は昭和28年「丸物」に入社し、通算44年間当店にずっと勤務し続けた生え抜きの人物で、1991年5月に店長に就任していた。 一方、これと前後して総投資額4億円で婦人向けファッション売場の拡大を主とする改装を行った。平成2年以来7年ぶりの改装である。 まず、1996年には食料品売場と各階のトイレを改装してから本格的な改装に着手した。8階までの地上部分の改装を進め、1997年4月18日には1階と3階に新規ブランドが開業した。1階化粧品売場に防腐剤など不使用の自然化粧品の店を新設し、既存のカツラ専門店も売場を広げた。3階にはフランスのカジュアル衣料品店も開店した。 2階の一部を婦人雑貨、衣料の売場とし、1階と3、4階に分散していた婦人向け売り場を4階までの各階へ集中配置する。代わって紳士服売場は2階の一角から5階へ移転した。 春の時点では5月下旬から6月上旬、最終が8月中旬になる予定だったが、改装の終了は10月17日にずれこんだ。最後に1階にあったハンドバッグ売り場や3・4階にあったキャリア向け婦人服、婦人肌着売場を移設し、特に婦人靴やハンドバックの売場面積が広がったため、「市内三百貨店では一番の広さと品ぞろえ」と称した。 さらに30代・40代をはじめ、若い顧客の取り込みを図り、国内外から若手デザイナーの14ブランドを集めた「プレイス」も展開した。
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