店主リビオン、ミューズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 20:45 UTC 版)
「ラ・ロトンド」の記事における「店主リビオン、ミューズ」の解説
画家のミューズであった女性も常連であった。当初は「ラ・ロトンドの黒人女性」、「モンパルナスのヴィーナス」と呼ばれた混血の女性アイシャ、そして「モンパルナスのキキ」アリス・プランであり、二人とも特にモディリアーニ、スーティン、藤田、キスリングのモデルであった。やがて、彫刻家のシャルル・デスピオ(フランス語版)、アントワーヌ・ブールデル、フランソワ・ポンポン、画家のアンドレ・ドラン、モーリス・ド・ヴラマンク、シュザンヌ・ヴァラドンとモーリス・ユトリロらも常連となった。藤田によると、店主リビオンは、画家たちの父親的な存在であり、絵画に理解や関心があったわけではなく、画家であろうとなかろうと、貧しい人々に対する親愛の情があったという。また、アルコール依存症で、他のバーからは追い出されたモディリアーニをなだめて説得することができたのは、リビオンだけであったとされ、モディリアーニが彫刻家シャナ・オルロフ(フランス語版)を介してジャンヌ・エビュテルヌと出会ったのも、ラ・ロトンドにおいてであった。
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