帆村荘六
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帆村 荘六(ほむら そうろく[1][2])は、海野十三の小説に登場する架空の私立探偵。海野の執筆した推理小説(探偵小説)の主人公役を務めることが多い。名前の由来に関しては、焔(ほむら)蝋燭からという横溝正史説とイギリスの小説家アーサー・コナン・ドイルの創造した探偵シャーロック・ホームズからもじったという江戸川乱歩説がある(但し乱歩はそれ故に読みも「ショウロク」であろうとしている)[3]。山前譲や日下三蔵はシャーロック・ホームズの音から名付けられたと断定している[4][5]。
- ^ a b c d 横井司『日本ミステリー事典』権田萬治、新保博久(監修)、新潮社、2000年9月5日、三刷、283頁。ISBN 978-4-106-00581-7。
- ^ 海野十三「編者解説」『獏鸚 名探偵帆村荘六の事件簿』日下三蔵、東京創元社、2015年7月31日、386頁。ISBN 978-4-488-44611-6。
- ^ 『名探偵ベスト101』村上貴史、新書館、2004年1月5日、49頁。ISBN 978-4-403-25073-6。
- ^ 海野十三「講説」『赤外線男』山前譲、春陽堂書店、1996年4月10日、4頁。ISBN 978-4-394-38901-9。
- ^ 海野十三「編者解説」『獏鸚 名探偵帆村荘六の事件簿』日下三蔵、東京創元社、2015年7月31日、388頁。ISBN 978-4-488-44611-6。
- ^ a b c 与儀明子『名探偵ベスト101』村上貴史、新書館、2004年1月5日、48頁。
- ^ 北村薫 「解説」 『日本探偵小説全集 11 名作集1』 東京創元社〈創元推理文庫〉、1996年6月21日、792頁。ISBN 4-488-40011-6。北村は「確か、旧『宝石』で見たのだと思う」としているが、詳細な出典は不明。
- ^ 橋本哲男「海野十三と太平洋戦争」『海野十三 メモリアル・ブック』海野十三の会、先鋭疾風社、2000年5月17日、13頁。全国書誌番号:20129913。
- ^ 海野十三「講説」『赤外線男』山前譲、春陽堂書店、1996年4月10日、5-6頁。
- ^ 小松崎茂「海野十三先生の想い出」『海野十三 メモリアル・ブック』海野十三の会、先鋭疾風社、2000年5月17日、5頁。
- ^ “東京要塞”. 日活 (nikkatsu.com). 2016年3月7日閲覧。
- ^ “東京要塞”. 文化庁. 日本映画情報システム. 2016年3月7日閲覧。
- ^ 海野十三「編者解説」『獏鸚 名探偵帆村荘六の事件簿』日下三蔵、東京創元社、2015年7月31日、392-394頁。
- ^ 全国書誌番号:45017879
- ^ 「お知らせ」『少女世界』第2巻第8号、富国出版社、1949年8月、 137頁、 全国書誌番号:00011388。
- 1 帆村荘六とは
- 2 帆村荘六の概要
- 3 登場作品リスト
- 4 パスティーシュ、パロディ
帆村荘六(ほむらそうろく)
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「怪塔王」の記事における「帆村荘六(ほむらそうろく)」の解説
理学士兼探偵。一彦・ミチ子のおじ。座礁した軍艦「淡路」を調査に来て、それが怪塔王の仕業とにらんで塔に潜入し、怪塔王と対決する。
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