デフロック
(差動固定装置 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/01 06:38 UTC 版)
デフロック (Diff-Lock) とは、自動車の差動装置(デファレンシャル)のバリエーションの一つである。日本語では差動固定装置(さどうこていそうち)やデファレンシャルロックとも呼ばれ、英語圏ではロッキング・デファレンシャル (Locking Differential) やロッカー (Locker) と呼ばれる場合もある。デフロックはいくつかの条件下では標準的な差動装置(オープンデフ)と比較してトラクション(牽引力、駆動力)が向上する可能性がある。オープンデフが左右の車輪に掛かる抵抗に応じて左右の車輪の回転数を可変するのに対して、デフロックは左右の車輪の駆動状態に関係なく、常に同じ回転速度で双方の車輪を回転させ続けるためである。
- ^ この現象を逆手に取ったものが、左右片方のドライブシャフトの駆動を断つことでもう片方のドライブシャフトへの回転伝達を無効化するフリーアクスルである。
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ http://blogs.fourwheeler.com/6564589/whats-new/2011-ford-super-duty-electric-locker-lowdown/index.html
- ^ VAG four-wheel drive systems and brand names
- ^ 独立懸架でいうところのホイールトラベルであるが、この場合は車軸を含む車輪の絶対的な上下可能量を示し、車軸懸架の車種でも用いられる指標である。
- 1 デフロックとは
- 2 デフロックの概要
- 3 短所
- 4 参考文献
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