工夫した撮影方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 14:33 UTC 版)
「はじめてのおつかい (テレビ番組)」の記事における「工夫した撮影方法」の解説
事故やトラブルを避け、子供に撮影であることがバレないようにするために様々な工夫がある。 おまもりマイク 子供の声や口ずさむ歌を離れた場所から収録できるよう、ワイヤレスマイク装置を手製の「お守り袋」に入れて子供に手渡す。この際、親が「お守りの中には神様がいるから見てはいけない」などと念を押すため子供は気づかない。首から下げることによって、肩ひもに付けられた小型マイクが口元のちょうど良い位置に届く仕組み。初期の頃は番組スタッフが作っていたが、最近では子供の嗜好に合わせて親が作ることが多くなっている。 撮影スタッフ この番組ではディレクターやアシスタントディレクターがカムコーダで撮影するのが主で、業務用ビデオカメラは車内からの撮影や子供が帰宅した際の撮影に使われる。出演する子供にカメラマンであることがバレないよう、普通の人(工事関係者・店の客など)の格好をしており、農業地帯では農家の格好、漁村地帯では漁師の格好をするスタッフを入れるなどの工夫を加えている。子供が突然目的地を変えることがあるが、その場合は即座に撮影のポジションを変えたり、それに合わせて着替える場合もある。時には自転車を徒歩で追いかけなくてはならない場合もあり、カメラマンの運動量は相当なものになるという。ごく稀だが、子供が迷った時などにカメラマンが直接助け舟を出すことがある。 カメラ 前日の夜間や深夜に取材先の家にカメラを設置し、カメラがバレないように工夫してある。屋外では、かごや穴を開けた箱などにカメラを隠している。家の中では植木鉢やダンボールなどにセットする。このため、デジタルビデオカメラが登場する以前から小型の家庭用カメラを多用してきた。 その他のスタッフ 撮影スタッフ以外にも、子供の安全を守るための監視役のスタッフも多数おり、服装もカメラマン同様の工夫をしている。また、海上自衛隊など普段撮影出来ない場所は、事前に番組であることを伝え、撮影の許可を取っている。 近所の人の協力 近所の人には番組の撮影があることは事前に伝えているが、過度に手助けをしないことや子どもにバレないようにすることもお願いする。
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