寸の間

デジタル大辞泉

すん‐の‐ま【寸の間】

読み方：すんのま

わずかの空間や時間。

「用心きびしかりければ、—もなかりけり」〈曽我・五〉

隠語大辞典

寸の間

読み方：ちょんのま

1. 前条（※「ちょんちょんまく」）に同じ。少しの間の意。「よい首尾でちよんのま出来ぬ緋の袴」「ちよんの間は手拭をぬらして帰り」「ちよんの間はならぬ掟の緋の袴」「出世する下女ちよんの間へ召出され」「ちよんのまは地下をうらやむ緋袴」。
2. 〔情〕一寸間の意。時間遊びのこと、又は短時間で用事を済ませること、猥褻語。
3. 少しの時間。
4. 刹那の濡事。

分類 情

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