宮中饗宴の儀
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「皇太子徳仁親王と小和田雅子の結婚の儀」の記事における「宮中饗宴の儀」の解説
宮中饗宴の儀(きゅうちゅうきょうえんのぎ)は一般の披露宴にあたる。皇太子夫妻の場合は、皇居の豊明殿で6月15日から3日間、昼夜1回づつの計6回行われた。第1回目の饗宴は首相や衆議院議長などが出席した。 このときの夫妻の衣装は、皇太子は昼にモーニング・夜はタキシードで統一し、皇太子妃の1回目(15日昼)は森英恵デザインによるアンズ色のローブ・モンタント、夜は芦田淳がデザインしたロイヤルブルーのイブニングドレス、6月16日昼は、納采の儀で贈られた絹地「やまなみ」を使い芦田がデザインした水色のローブ・モンタント、夜は森によるシルバーとピンクのイブニングドレス、6月17日昼は髙島屋デザイナー伊藤すま子デザインのパールピンクと白のドレス、外交関係者を迎えた6月17日夜は青竹色の帯を合わせた白地に束熨斗模様の振袖姿だった。 衣装デザインには皇后の薦めで三笠宮妃百合子らがプロトコールの相談を受け、皇后からもアクセサリーを自由に使うように協力が申し出られた。引出物として菊の紋入り生菓子、つがいのオシドリを描いた銀製のボンボニエールなどが招待客に贈られた。招待客の総数は2700人、総費用は1億7000万円が費やされた。 このほかにも、6月11日に親族のみの内宴が行われ、女性皇族は皇太子妃の水色地綸子の本振袖をはじめ和装で出席しているほか、6月21日には立食で飲み物を手に歓談する「茶会」が行われた。
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