官省符荘とは? わかりやすく解説

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かんしょうふ‐しょう〔クワンシヤウフシヤウ〕【官省符荘】

読み方:かんしょうふしょう

律令制下太政官官符民部省省符によって免税特権認められ荘園


官省符荘

読み方:カンショウフノショウ(kanshoufunoshou)

紀伊国伊都郡荘園


官省符荘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/19 07:30 UTC 版)

官省符荘(かんしょうふしょう/かんしょうのふしょう)とは、官省符太政官符及び民部省符)を得て、所有及び不輸の権を認められた荘園のこと。


  1. ^ この当時はまだ公地公民制が機能しており、当時の官省符荘は周辺の公民に耕作させて賃租させていた(本来の租に地代を加えたものを徴収した)が、公地公民制の解体後に耕作者の確保できなくなった初期荘園としての官省符荘は荒廃し、周囲の公民や浮浪人荘民として取り込むに成功した一部の官省符荘のみが中世荘園に転化した。
  2. ^ 一国平均役であっても荘園がその免除を受けることは可能であったが、そのために荘園領主は朝廷に対して改めて免除の申請をする必要があった。


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官省符荘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 17:15 UTC 版)

不輸の権 (日本)」の記事における「官省符荘」の解説

太政官発する太政官符もしくは太政官指令基づいて民部省発する民部省符に基づき不輸租田指定与えた。 その免田荘田)の年貢公事自己の直接収入とし、国家に対して租税一部またはすべてが免除された。 荘園上記不輸租田から成り、官省符荘と呼ばれた。 これは10世紀頃の摂関政治の下で成立した荘園寄進受けて本家領家となった貴族権門勢家)・大寺社などの荘園領主はみずからの政治権力行使し官省符受けた

※この「官省符荘」の解説は、「不輸の権 (日本)」の解説の一部です。
「官省符荘」を含む「不輸の権 (日本)」の記事については、「不輸の権 (日本)」の概要を参照ください。

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