女性の名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:25 UTC 版)
江戸期の女性の名の例を大田南畝(蜀山人)の随筆「半日閑話・女藝者吟味落着」から引用する。(50音順にした。)(あ行)長助娘いと、助七娘いと、甚之助妹いね、孫兵衛姪いよ、平七娘うた。(か行)寅吉娘かつ、小助娘かよ、十次郎従弟女きち、喜右衛門娘きち、藤五郎娘きの、五郎娘うた事こと。(さ行)文六娘さと、藤兵衛娘しほ、長八娘せん、権右衛門娘そめ。(た行)善蔵姉たか、藤助娘たみ、八右衛門娘たよ、十次郎従弟女ちよ、源八娘ちを、権右衛門姪つる、鉄次郎姉つる、 武兵衛娘でん、清九郎娘とき、新兵衛妹とみ、佐兵衛娘とみ、助八娘とよ。(な行)磯治郎娘なみ、金次郎従弟女なみ、小三郎妹なを。(は行)清八娘はつ、大吉娘はな、半兵衛娘はま。(ま行)宇右衛門娘まさ、新右衛門姪みよ、半七姪みよ、伝兵衛妹みわ、平吉妹みを、藤次郎娘もよ。(や行)新八姉よし。(ら行)孫兵衛方に居候りう。 その他、現代ではあまり見聞きしなくなったものに、ても(熊本民謡の「おてもやん」)、うし(牛が食べ物ではなかった時代)、かめ(大田南畝のつると同様、長寿を意味する名前)、とら(寅年生まれか)、などがある。
※この「女性の名」の解説は、「人名」の解説の一部です。
「女性の名」を含む「人名」の記事については、「人名」の概要を参照ください。
- 女性の名のページへのリンク