大型契約失敗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 05:50 UTC 版)
「J.P.リッチアーディ」の記事における「大型契約失敗」の解説
2004年オフ、ミネソタ・ツインズからFAとなったコーリー・コスキーと3年総額1700万ドルで契約。しかし、1年目からOPS.735と不振に陥り、2006年1月にブライアン・ウルフとのトレードでミルウォーキー・ブルワーズに放出された。 2005年オフにボルチモア・オリオールズからFAとなったB・J・ライアンと5年総額4700万ドルで契約。1年目の2006年はクローザーとして期待通りの成績を収めたが、翌年以降は肘の故障に苦しみ、2010年まで約1500万ドルの支払いを残したまま2009年シーズン途中に解雇された。 2005年オフ、フロリダ・マーリンズからFAとなったA.J.バーネットと5年総額5500万ドル(3年目終了時に契約破棄可)で契約。2006年と2007年は故障者リストに入り、年間を通して活躍できなかった。2008年は期待通りの活躍を見せたが、オフに契約を破棄してFAとなり、ニューヨーク・ヤンキースに移籍した。バーネットに関しては、契約の際に3年目終了時の破棄条項を入れたことも批判の対象になっている 2006年シーズン終了後、バーノン・ウェルズと球団史上最高額の7年1億2600万ドルで契約を延長。当初から実際の価値に見合ったものなのか疑問視されていたが、ウェルズは翌年から打撃不振、故障等で満足な働きをすることが出来ず、2010年からの5年間で1億700万ドルという著しく巨額な支払いが残ることもあって、多くのメディアで不良債権化が指摘され、激しい批判の対象となった。 2006年オフ、オークランド・アスレチックスからFAになったフランク・トーマスと2年総額1800万ドル(3年目のオプション付き)で契約。1年目こそまずますの成績を残したトーマスだったが、2年目の2008年には極度の打撃不振に陥り、4月20日に解雇された。 2006年オフ、ライル・オーバーベイと4年総額2400万ドルで契約延長。しかし、オーバーベイは翌2007年に手首を故障し、打撃成績が低下。その後も、怪我前の水準に戻ることはなかった。 2008年4月に、アレックス・リオスと6年総額6400万ドルで契約延長。翌2009年8月、打撃不振に陥っていたリオスをウェーバー公示し、シカゴ・ホワイトソックスに無償で譲渡した。リッチアーディは「経済状況がこの1年でがらりと変わってしまった」、「予算に柔軟性を持たせ、チームを前進させるため」と説明した。
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