声の宅配便

IT用語辞典バイナリ

声の宅配便

読み方：こえのたくはいびん

声の宅配便とは、NTTドコモが「FOMA」ユーザー向けに提供する、音声メッセージを録音して相手に届けるサービスである。

「声の宅配便」では、メッセージを「声の宅配便センター」内に保存し、SMS（ショートメッセージサービス）によってメッセージが届いたことを相手に通知する方式となっている。受け取った相手はセンターにアクセスして再生を行えば内容が確認できる。

「声の宅配便」を利用すれば、相手を電話で直接呼び出すことなく、伝言ができる。受け取る相手はいつでもメッセージを再生して内容を確認することができる。また、メールで長文を入力する手間を省いて容易にメッセージを伝えることが可能になる。

「声の宅配便」は、相手の電話番号の前に「*2020」を付加して発信すれば、事前登録や専用の機能などがなくても利用できる。1件につき最大15分の音声を録音することが可能で、メッセージは720時間まで保存される。メッセージが再生されたかどうかを発信者に通知するかしないかを設定することが可能となっている。

なお、NTTドコモでは音声入力を文字に変換してメールを作成する「音声入力メール」を月額課金で提供している。「声の宅配便」は通常と同じ通話料がかかるが、月額利用料などは不要となっている。

「声の宅配便」のサービス提供開始日は2011年4月22日となっている。なお、FOMA以外（au、ソフトバンクモバイルなど）の通信サービスには対応していない。

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参照リンク
「声の宅配便」サービスを提供開始 - （NTTドコモ 報道発表資料）

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