地域概念「外蒙古」の普及
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 14:17 UTC 版)
歴史的な地域概念としての「外蒙古」(外モンゴル, Outer Mongolia等)は、「中国人による呼称」、「中国人による伝統的な区分」として認識され、清朝期のモンゴルを南北に区分する通時的な学術用語として(内モンゴル, Inner Mongolia等)とセットで広く使用されている。これに対し、モンゴル史研究者の宮脇淳子は、清朝支配下のモンゴル諸侯に対する『「外蒙古」と「内蒙古」の区別はもともとなかった』、『「外蒙古」がひとつの政治的まとまりと認識され、地理的名称になるのは、このように二十世紀初頭に清朝からの独立を宣言したあとだった』と指摘している。
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