国際経済におけるカーボベルデ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/11 05:05 UTC 版)
「カーボベルデの経済」の記事における「国際経済におけるカーボベルデ」の解説
カーボベルデは開発途上国と見なされており、国連により小島嶼開発途上国(SIDS)の指定を受けている。しかしカーボベルデ経済は観光収入の拡大や安定的な政治に助けられ、1990年代後半から大きく成長しており、2007年には後発開発途上国(LDC、国連が定める開発途上国の中でもとりわけ経済的に遅れた国)の指定を解除された。これはボツワナに続いて2例目である。 カーボベルデは旧宗主国であるポルトガルとの関係が深く、あらゆる分野で密接な関係にある。通貨カーボベルデ・エスクードは1999年までポルトガル・エスクードとの固定相場制のもとにあり、ポルトガルのユーロ導入後も引き続きユーロとの固定相場制を維持している。2005年12月にはミンデロにカーボベルデ証券取引所が開設された。 2007年12月18日、世界貿易機関(WTO)一般理事会において、カーボベルデの加盟が承認された。これを受け、カーボベルデは批准手続きを進め、2008年7月23日には正式にWTO加盟を果たした。 これに伴い、カーボベルデは新たな関税法のほか、TRIPS協定に基づき著作権法や特許法を導入する義務を負った。
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