国鉄マニ36形客車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 16:39 UTC 版)
国鉄マニ36形客車(こくてつマニ36がたきゃくしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)の保有した鉄道車両のうち座席車などの改造により1966年より製造した客車の車両群を指す。カナ記号「マニ」は積車重量が42.5 - 47.5tの荷物車であることをあらわし、おもに小荷物の輸送に使用された。
- ^ a b ここでは貨物輸送用の板パレットではなくケージつき手押し台車(ロールボックスの一種)を指す。
- ^ マニ37形式図(スハ32改造)図面番号VC03810内の番号対照表には「新聞輸送車に改造」と記事があり、このために改造された車両であることがうかがえる。
- ^ スニ40・41形と異なり乗務員室から荷物室の監視が可能であることからパレットとバラ積み荷物の混載やバラ積み荷物運用に使用されることもある。
- ^ 「越前」は旅客車を含む全車が福井の受け持ちであった。
- ^ 一般にはステップと呼ばれることが多い。荷物車用は車体裾の位置に揃えられたものが使用される。各画像を参照ください。
- ^ 水槽は改造元車両の床下式を流用する。
- ^ 「スハ32800形の一族」下 p.268内コラムおよび写真9-39を参照。
- ^ マニ36形式図(スハ50改造)図面番号VC03789による。「スハ32800形の一族」下 p.440を参照。
- ^ このTR23DまたはTR23E台車はおもにスロ54形の冷房改造に伴う自重増回避に使用された。
- ^ マニ36形式図(スハ52・オハ53改造)図面番号VC03784による。「スハ32800形の一族」下 p.439を参照。
- ^ マニ36形式図(スハ32改造)図面番号VC03831による。「スハ32800形の一族」下 p.441を参照。
- ^ a b 出入台は図面番号VA10433による。「スハ32800形の一族」上 p.253を参照。
- ^ a b 出入台は図面番号VA10574による。「オハ35形の一族」上 p.241を参照。
- ^ a b 出入台は布張り屋根・鋼板屋根ともに図面番号VA10691(外妻に向かい絞りがある)による。「オハ35形の一族」中 p.219を参照。
- ^ 出入台は図面番号VA10725による。「オハ35形の一族」中 p.224を参照。その断面形状から「きのこ形」あるいは「食パン形」とも形容される。
- ^ 寝台車時代には700リットルの水槽がレール方向に2本並べて設備されていた。
- ^ a b c “東海道・山陽筋の荷物列車”. j train Vol.77: 66ページ. (2020年4月1日発行).
- ^ 図面番号VC03798として形式図が作成されている。「スハ32800形の一族」下 p.442を参照。
- ^ マニ35形式図(スハニ31改造)図面番号VC03625による。「スハ32800形の一族」下 p.438を参照。
- ^ このため床面高さはバラ積み車の1225mmに対して1185mmに変更されている。
- ^ マニ37形式図(スハ32改造)図面番号VC03810による。「スハ32800形の一族」下 p.443を参照。
- ^ マニ37形式図(スハフ32改造)図面番号VC03811による。「スハ32800形の一族」下 p.444を参照。
- ^ 現在のいわき駅は1994年12月まで平駅(電報略号はタラ)であった。
- ^ 「スハ32800形の一族」下 p.92には標記替え前後の写真が残されていて、荷物車の改造車とは異なる形態であることが確認できる。
- 1 国鉄マニ36形客車とは
- 2 国鉄マニ36形客車の概要
- 3 形式別解説
- 4 事業用車への改造
- 5 脚注
固有名詞の分類
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