国内移入と外来種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/03 05:09 UTC 版)
霞ヶ浦には淡水真珠養殖のために1930年代から複数回移入され、1960年代には大きな野生個体群が成立するまでになった。しかし1970年代半ばになると環境悪化や過剰採取などにより琵琶湖および霞ヶ浦の両方で個体数が減少した。このため霞ヶ浦では1988年から中国の固有種とされる同属の別種ヒレイケチョウガイを導入して真珠母貝として用いるようになり、1992年には琵琶湖の養殖場にも霞ヶ浦からのヒレイケチョウガイが導入された。この結果、両養殖場ではイケチョウガイとヒレイケチョウガイとの交雑が起こっていることが確認されており、日本固有種であるイケチョウガイの遺伝子保全の観点から問題視されている。
※この「国内移入と外来種」の解説は、「イケチョウガイ」の解説の一部です。
「国内移入と外来種」を含む「イケチョウガイ」の記事については、「イケチョウガイ」の概要を参照ください。
- 国内移入と外来種のページへのリンク