美濃電気軌道セミシ64形電車
(名鉄モ110形電車 から転送)
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美濃電気軌道セミシ64形電車(みのでんききどうセミシ64がたでんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)の前身事業者の一つである美濃電気軌道が、1926年(大正15年)に導入した電車(制御電動車)である。
注釈
- ^ 日本国内におけるDB1系直接制御器は、イングリッシュ・エレクトリック (EE) 社の前身事業者の一つであるディック・カー・アンド・カンパニー(en:Dick, Kerr & Co.)の原設計により、Dick, Kerr社製またはEE社製、あるいはEE社とのライセンス生産契約を締結した東洋電機製造において製造されたものの3種類が存在する[7]。また、DB1系を原設計として三菱電機が製造したKR-8系直接制御器は日本国内における直接制御器のうち最も標準的な機種として普及した[7]。
- ^ M-15-Cは、DB1系直接制御器と同じくディック・カー・アンド・カンパニーが開発した「デッカーシステム」と通称される電動カム軸式制御装置の一機種である[9]。名鉄においては美濃電および谷汲鉄道が導入した間接制御仕様の4輪単車各形式が同機種を採用したほか、各務原線を敷設・運営した各務原鉄道由来のモ450形(1925年製)にも採用された機種であった[9]。
- ^ 後年主電動機をウェスティングハウス・エレクトリックWH-546-J(端子電圧600 V時定格出力48.5 kW)へ換装[18]、主電動機換装後の自重は35.15 t[18]。
出典
- ^ a b c 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 終」 (1971) p.63
- ^ a b 「岐阜市内、揖斐・谷汲、美濃町線の記録」 (2006) p.118
- ^ a b c d e f g h i 「名古屋鉄道の車両前史 現在の名鉄を構成した各社の車両」 (1986) p.169
- ^ a b 「私鉄車両めぐり(27) 名古屋鉄道 続」 (1957) p.59
- ^ a b c 「電車をたずねて8 ローカルカラー豊かな名古屋鉄道揖斐・谷汲線」 (1973) p.42
- ^ a b 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 終」 (1971) p.55
- ^ a b c 「路面電車の制御装置とブレーキについて」 (2000) p.86
- ^ a b c d e f g 『RM LIBRARY129 名鉄岐阜線の電車 -美濃電の終焉(上)』 pp.26 - 27
- ^ a b c d e 鉄道技術史 - 岡崎南公園に保存中の名鉄401号電車 - 白井昭電子博物館(2007年5月9日) 2013年10月5日閲覧
- ^ a b c d e f g h i 「特集 白井昭の一口メモ」 (PDF) - 名古屋レールアーカイブス NRA NEWS No.13(2012年8月) 2013年10月5日閲覧
- ^ a b c 「日本の連接車 -高速電車編-」 (2007) p.21
- ^ a b c d e 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 2」 (1971) p.59
- ^ a b 『RM LIBRARY129 名鉄岐阜線の電車 -美濃電の終焉(上)』 pp.28
- ^ a b c d e 『RM LIBRARY129 名鉄岐阜線の電車 -美濃電の終焉(上)』 pp.29
- ^ a b 「電車をたずねて8 ローカルカラー豊かな名古屋鉄道揖斐・谷汲線」 (1973) p.41
- ^ a b 「私鉄車両めぐり(46) 名古屋鉄道 補遺」 (1961) p.36
- ^ 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 2」 (1971) p.65
- ^ a b 「私鉄車両現況(8) 名古屋鉄道 1」 (1973) p.100
- ^ 「私鉄車両めぐり(46) 名古屋鉄道 補遺」 (1961) p.32
- ^ a b 「電車をたずねて8 ローカルカラー豊かな名古屋鉄道揖斐・谷汲線」 (1973) p.40
- ^ a b 「岐阜市内、揖斐・谷汲、美濃町線の記録」 (2006) pp.118 - 119
- ^ 「名鉄電車点描」 (1986) p.45
- ^ 『私鉄の車両11 名古屋鉄道』 p.179
- ^ 「他社へ行った名鉄の車両」 (1996) p.89
- 1 美濃電気軌道セミシ64形電車とは
- 2 美濃電気軌道セミシ64形電車の概要
- 3 脚注
固有名詞の分類
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